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公認会計士によるIPO支援業務の役割とメリット|上場準備を成功させる専門家の選び方
公認会計士によるIPO支援業務の役割とメリット|上場準備を成功させる専門家の選び方
新規上場(IPO)を目指す企業にとって、避けて通れないのが「会計・ガバナンスの高度化」という高いハードルです。監査法人の厳格なチェックに耐えうる管理体制を構築するには、専門的な知見が欠かせません。そこで多くの企業が活用しているのが、公認会計士によるIPO支援業務です。本記事では、IPO準備において公認会計士がどのような役割を果たすのか、支援を依頼する具体的なメリットや選定のポイントについて詳しく解説します。
目次
IPO準備における公認会計士の役割
IPO準備を進める上で、公認会計士は「企業のパートナー」として極めて重要な立ち位置にあります。監査法人が「審査する側」であるのに対し、支援を行う公認会計士は「準備を共に行う側」として、実務レベルの課題を解決へと導きます。
会計監査への対応と内部統制の構築
上場企業には、一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいた正確な財務諸表の作成が求められます。しかし、未上場企業が自力で複雑な収益認識会計基準や金融商品会計に対応するのは容易ではありません。公認会計士は、監査法人が求める水準まで会計処理を整理し、適切な月次決算・四半期決算が行える体制を整えます。また、J-SOX(内部統制報告制度)への対応として、業務フローの見直しや職務分掌の規定など、ガバナンス体制の構築を支援します。
申請書類の作成支援とディスクロージャー対応
証券取引所への上場申請には、膨大な資料が必要です。特に「Iの部」や「IIの部」と呼ばれる申請書類は、記載内容が多岐にわたり、正確かつ論理的な記述が求められます。公認会計士は、財務データと非財務情報を整合させ、審査官が企業の状況を正しく理解できる書類の作成をサポートします。投資家に対する情報開示(ディスクロージャー)の質を高めることは、上場後の企業価値評価にも大きな影響を与えます。
IPO支援を公認会計士に依頼するメリット
社内に専門人材を確保するのが難しいベンチャー企業や成長企業にとって、外部の公認会計士を活用することは戦略的な選択となります。ここでは主な二つの利点を紹介します。
監査法人との円滑なコミュニケーション
IPO準備において、監査法人からの指摘事項にどう回答するかは非常に神経を使う作業です。専門知識が不足していると、意図を正しく汲み取れず、無駄な工数が発生するだけでなく、信頼関係にヒビが入る恐れもあります。同じ専門家である公認会計士が介在することで、監査法人の要求を実務に落とし込み、スムーズな合意形成を図ることが可能です。監査対応のスピード感が増すことで、上場スケジュールの遅延リスクを大幅に低減できます。
経理部門の負荷軽減と専門性の補完
上場準備が本格化すると、通常の経理業務に加え、膨大な追加タスクが発生します。既存のスタッフだけでこれらをこなそうとすると、現場の疲弊を招き、離職リスクが高まるケースも珍しくありません。スポットで公認会計士の支援を受けることで、専門性が求められる高度な判断業務をアウトソーシングし、社内リソースをコア業務に集中させることができます。必要な期間だけプロのスキルを活用できるため、固定費を抑えつつ質の高い準備が進められます。
IPO支援業務の具体的な内容
公認会計士が提供する支援は、フェーズごとに多岐にわたります。実際の現場で行われる代表的な業務を見ていきましょう。
ショートレビューの指摘事項への対応
IPO準備の第一歩は、監査法人によるショートレビュー(予備調査)から始まります。この調査で洗い出された管理体制の不備や会計処理の課題について、具体的な改善策を策定し、実行を支援するのが公認会計士の役割です。例えば、原価計算の仕組みが不十分であれば、実態に即した計算規則の作成からシステムへの落とし込みまで伴走します。一つひとつの指摘事項を確実にクリアしていくことが、本監査への合格に直結します。
資本政策の策定支援
資本政策は、一度実行すると後戻りができない非常に重要なプロセスです。創業者利益の確保、安定株主の形成、従業員へのインセンティブ設計など、多面的な検討が必要です。公認会計士は、将来のキャッシュフロー予測や株価算定を基礎として、税務面でのリスクも考慮した最適なスキームを提案します。ストックオプションの設計や第三者割当増資のタイミングなど、経営陣と共に最適なシナリオを描きます。
信頼できるIPO支援パートナーの選び方
支援を依頼する公認会計士を選ぶ際には、単なる資格の有無だけでなく、いくつかの重要な基準があります。
実務経験の豊富さと実績
IPOは業種や企業の規模によって直面する課題が大きく異なります。自社と同じような規模感や業界での支援実績があるかを確認することが大切です。特に、監査法人での監査経験だけでなく、事業会社側でIPO準備を経験したことがある、あるいはコンサルタントとして数多くの企業を上場に導いた経験を持つ会計士は、実務に即した具体的な解決策を提示してくれる傾向にあります。
柔軟なサポート体制とコミュニケーション能力
IPO準備は想定外の事態が頻発します。理論的な正解を述べるだけでなく、自社の状況を理解し、現実に即した柔軟な提案ができるかどうかが成否を分けます。コミュニケーションの取りやすさや、経営陣との相性も無視できません。共に長期間のプロジェクトを乗り越えるパートナーとして、信頼のおける関係性を築ける人物、あるいはチーム体制であるかを見極める必要があります。
株式会社オナーズが提供するIPO支援
株式会社オナーズでは、豊富な経験を持つ公認会計士が、IPOを目指す企業のフェーズに合わせたきめ細やかな支援を行っています。監査対応から内部統制の構築、申請書類の作成まで、現場に入り込んだハンズオン形式のサポートが強みです。専門性の高いアドバイスはもちろん、経理実務の代行や管理本部の立ち上げ支援など、企業の成長を止めることなく上場準備を加速させるためのソリューションを幅広く提供しています。IPOに関する課題をお持ちの際は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
公認会計士によるIPO支援業務は、単なる会計処理のチェックにとどまりません。企業の内部管理体制を一段上のレベルに引き上げ、持続可能な成長を実現するための基盤作りそのものです。専門家の力を適切に活用することで、リスクを最小限に抑え、確実な上場達成への道を切り拓くことができます。自社の状況に最適なパートナーを見つけ、IPOという大きな挑戦を成功へと導きましょう。
