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士業に不可欠なセキュリティ対策の重要性と費用相場を徹底解説

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士業に不可欠なセキュリティ対策の重要性と費用相場を徹底解説

弁護士、税理士、公認会計士といった士業事務所は、極めて秘匿性の高い個人情報や企業情報を日常的に取り扱います。情報の流出は単なるシステムトラブルに留まらず、事務所の信頼失墜や法的な賠償責任、最悪の場合は資格喪失にもつながりかねない重大なリスクを孕んでいます。昨今、サイバー攻撃は巧妙化しており、小規模な事務所であっても標的にされるケースが増加しました。本記事では、士業が優先的に取り組むべきセキュリティ対策の具体的内容と、気になる費用相場、そしてコストを抑えながら安全性を高める方法について詳しく解説します。

目次

士業に求められる高度なセキュリティ対策の背景

士業がサイバー攻撃の標的となる理由は、取り扱う情報の価値が非常に高いためです。かつては大規模な企業のみが対策を講じれば良いと考えられていましたが、現在は守りの薄い小規模事務所を経由して、大企業の情報を盗み出す「サプライチェーン攻撃」が頻発しています。

個人情報保護法改正による義務化と罰則

個人情報保護法の改正により、すべての事業者が法の適用対象となりました。特に士業は、氏名や住所だけでなく、資産状況、家族構成、訴訟記録など、機微な情報を扱います。これらが万が一漏洩した場合、本人への通知や個人情報保護委員会への報告が義務付けられています。怠った場合の罰則は厳罰化されており、法人に対しては1億円以下の罰金が科せられる可能性もあります。

信頼を失うことの経営的リスク

士業のビジネス基盤は「信頼」そのものです。一度でも情報漏洩を起こしたという事実は、WebニュースやSNSを通じて瞬く間に拡散されます。新規の相談が途絶えるだけでなく、既存顧客からの契約解除が相次ぎ、事務所の存続が危ぶまれる事態になりかねません。物理的な金庫に書類を保管するように、デジタル空間でも強固な金庫(セキュリティ環境)を構築することが、現代の士業における最低限のマナーといえます。

士業が優先的に取り組むべきセキュリティ対策の内容

何をどこから手をつければ良いのか迷う方も多いでしょう。士業事務所において、まず優先すべき3つの柱を解説します。

エンドポイントセキュリティの強化

エンドポイントとは、PCやスマートフォンなどの端末を指します。従来のような「ウイルス検知ソフト」だけでは、未知の脅威を防ぎきれません。現在は、侵入されることを前提に、不審な挙動を検知して遮断するEDR(Endpoint Detection and Response)の導入が推奨されます。株式会社オーナーズでは、こうした最新の端末保護ソリューションの導入支援を行っており、専門知識がなくても安全な環境を維持できるようサポートしています。

セキュアなネットワーク環境の構築

事務所外でのテレワークや外出先からのアクセスが増える中、通信経路の安全確保は欠かせません。VPN(仮想専用線)の利用や、Wi-Fiの暗号化規格を最新のものにアップデートすることが必要です。また、外部からの不正アクセスを防ぐためのファイアウォールやUTM(統合脅威管理)の設置も検討すべき重要な要素となります。

クラウドストレージとデータの暗号化

データのバックアップや共有にクラウドストレージを利用する場合、法人向けのセキュアなサービスを選ぶことが大前提です。多要素認証(MFA)を有効にし、万が一パスワードが漏れても第三者がログインできない仕組みを整えましょう。あわせて、PCに保存するデータ自体を暗号化しておけば、端末の紛失や盗難に遭った際も情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。

セキュリティ対策にかかる費用相場と内訳

対策の重要性は理解していても、気になるのはそのコストです。事務所の規模や導入する機器によって変動しますが、一般的な目安を確認しておきましょう。

初期導入費用:ハードウェアと環境構築

初期費用として発生するのは、UTMデバイスの購入、サーバーの設置、各PCへのソフトウェアインストール代行費用などです。小規模な事務所(5〜10名程度)の場合、UTMの導入とネットワークの再構築で20万円から50万円程度が一般的です。既存のPC環境をそのまま利用できる場合は、設定費用のみで済むため、初期コストを抑えることが可能です。

運用費用:サブスクリプションと保守管理

セキュリティは一度導入して終わりではありません。最新のウイルス定義ファイルを反映させたり、OSのアップデートに対応したりするための継続的な保守が必要です。ウイルス対策ソフトやEDRのライセンス料として、1台あたり月額500円から2,000円程度、システム全体の監視・保守を専門業者に依頼する場合は月額3万円から10万円程度が相場となります。オーナーズのIT保守サービスのように、トラブル時の駆けつけ対応やリモートサポートを含めたパッケージプランを利用することで、予期せぬ出費を抑えることができます。

費用を抑えつつ効果を最大化するポイント

限られた予算の中で、最大限の防御力を手に入れるための戦略的なアプローチを紹介します。

専門家による現状診断と最適化

最も無駄なコストは、自社の実態に合わない高価なシステムを導入することです。まずは現在のIT環境を専門家に診断してもらい、どの部分に脆弱性があるのかを明確にしましょう。必要な対策を段階的に実施することで、コストの平準化を図りながら、優先順位の高いリスクから着実に解消できます。株式会社オーナーズでは、士業特有の業務フローを理解した上でのシステム提案を得意としており、過剰投資にならない最適なプランを提案しています。

従業員の意識改革と社内ルールの整備

実は、情報漏洩の多くは「ヒューマンエラー」に起因します。不審なメールのリンクをクリックしたり、安易なパスワードを使い回したりといった行動が引き金となります。これらはIT機器の導入以上に低コスト、かつ強力な対策です。定期的な社内研修や、USBメモリの使用制限といった運用ルールの徹底により、組織全体のセキュリティレベルを底上げしましょう。

まとめ

士業にとって、セキュリティ対策はコストではなく、ビジネスを継続するための「必要不可欠な投資」です。万が一の事態が起きた際の損害額を考えれば、月々の保守費用や初期導入コストは決して高くありません。まずは現在の事務所の環境を見直し、どこにリスクが潜んでいるかを把握することから始めてください。ITの専門知識がない場合でも、信頼できるパートナーを見つけることで、安全で効率的な業務環境を築くことができます。大切な顧客の情報を守り、揺るぎない信頼を維持し続けるために、今日から具体的な一歩を踏み出しましょう。

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