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士業が解説する特別清算の費用相場|破産との違いやコスト抑制の秘訣
士業が解説する特別清算の費用相場|破産との違いやコスト抑制の秘訣
企業の出口戦略として、特別清算を検討される経営者や士業の方は少なくありません。しかし、実際に手続きを進める上で最も懸念されるのが費用の問題です。特別清算は通常の破産手続きと比較して、費用面や対外的なイメージでメリットがあるとされていますが、具体的な内訳や相場を把握しておくことは、円滑な合意形成において極めて重要です。本記事では、特別清算にかかる費用の構成から、士業が関与する際の報酬、コストを抑えるためのポイントまで、実務に即して詳細に解説します。
目次
特別清算に必要な費用の全体像
特別清算を進めるにあたっては、大きく分けて「裁判所費用」「専門家報酬」「清算事務費用」の3つが発生します。これらを事前に把握し、清算会社に残された現預金の中からどのように捻出するかを計画する必要があります。
裁判所へ納める予納金
裁判所に対して支払う予納金は、手続きを監督する清算人の報酬などに充てられます。破産手続きと比較すると、特別清算は債権者の協力を前提としているため、予納金が低額に設定される傾向にあります。具体的な金額は負債総額や債権者数、管轄する裁判所によって異なりますが、数十万円から設定されるケースが一般的です。ただし、事案が複雑な場合や、調査が必要な項目が多い場合には増額される可能性があることを念頭に置いておく必要があります。
弁護士や公認会計士などの専門家報酬
特別清算は法的な手続きであるため、弁護士による申立代理が事実上不可欠です。また、清算貸借対照表の作成や財産目録の精査において、税理士や公認会計士などの士業によるサポートが必要となります。これらの報酬は、業務の範囲や会社の規模に応じて決まります。株式会社オナーズのような財務の専門家と連携することで、清算スキームの構築から実務までを効率化し、トータルコストの管理を適切に行うことが可能です。
清算人の選任にかかる実費
清算人は、残余財産の調査や債権者への分配を行います。自社で選任した清算人が務める場合もあれば、裁判所が選任するケースもあります。清算事務には、公告費用や郵送代、登記費用(清算開始の登記、清算結了の登記)などの実費が数万円単位で積み重なるため、予備費として計上しておくことが推奨されます。
特別清算と破産手続きの費用比較
特別清算を選択する大きな動機の一つに、コストメリットが挙げられます。破産手続きとの違いを明確にすることで、債権者への説明もスムーズになります。
予納金の額における優位性
破産手続きでは、管財人が選任されるため多額の管財予納金が必要になることが珍しくありません。対して特別清算は、債権者の過半数かつ債権額の3分の2以上の同意を得て進める手続きであるため、裁判所の介入度合いが低くなります。結果として、予納金の額を破産よりも抑えられる場合が多く、会社に残った資金をより多くの債権分配に充てられるという論理が成り立ちます。
清算期間の短縮によるランニングコストの低減
破産手続きは厳格な管理下で進められるため、結了までに1年以上の長期間を要することがあります。一方、特別清算は親会社による特別清算や、債権者が限定的な場合に迅速に進めることが可能です。手続き期間が短縮されれば、その分だけ専門家への追加報酬や事務所の維持費、管理コストを削減できます。時間の節約は、実質的な費用削減と同義です。
士業が関与する場合の費用と役割
特別清算において、士業は単なる代行者ではなく、債権者との調整役や適正な清算の保証人としての役割を担います。
申立代理人としての弁護士費用
弁護士は法律的な観点から特別清算の申立を行い、債権者集会の運営を支援します。費用は着手金と報酬金に分かれることが多く、負債額に応じて段階的に設定されます。士業が窓口となることで、債権者からの信頼性が高まり、反対票を投じられるリスクを低減できるため、結果としてスムーズな解決へとつながります。
財産状況調査における公認会計士の重要性
正確な清算貸借対照表の作成は、特別清算が認められるための必須条件です。不適切な資産評価や、不明瞭な会計処理が発覚すると、手続きが頓挫するだけでなく、破産手続きへの移行を命じられる恐れがあります。公認会計士や税理士などの専門的な知見を持つ士業が介入し、客観的な調査を行うことで、手続きの透明性が担保されます。
特別清算の費用を最適化するポイント
コストを最小限に抑えるためには、早期の準備と適切なアドバイザーの選定が欠かせません。まず、清算開始前に資産の整理を徹底し、不明な簿外債務を洗い出しておくことで、調査にかかる工数を削減できます。また、主要な大口債権者とは事前に非公式な協議(プレパッケージ)を行い、特別清算への合意を取り付けておくことも有効です。株式会社オナーズでは、これまでの豊富なコンサルティング経験に基づき、士業の先生方と連携しながら、最適な清算コストの算出と実行をサポートしています。無駄な手続きを省き、核心的な課題に集中することで、費用の最適化を実現します。
まとめ
特別清算の費用は、裁判所予納金、専門家報酬、実費のバランスで決まります。破産と比較して費用を抑えられる可能性が高いものの、そのためには精度の高い財産調査と債権者との円滑な合意が前提となります。士業と専門コンサルタントがタッグを組み、各工程の役割を明確に分担することで、不測のコスト増を防ぐことが可能です。出口戦略を成功させるためには、費用の安さだけでなく、手続きを完遂させるための専門性と実行力を重視してパートナーを選ぶことが肝要です。
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