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士業が一般財団法人の設立をサポートするメリットと手続きのポイント
士業が一般財団法人の設立をサポートするメリットと手続きのポイント
社会貢献活動や資産管理の手段として、一般財団法人の設立を検討される方が増えています。しかし、一般財団法人は株式会社と比較して、設立後のガバナンスや税務上の取り扱いが複雑です。そのため、弁護士や公認会計士、税理士といった専門家である「士業」のサポートが不可欠となります。本記事では、士業が一般財団法人の設立に関与する意義や、具体的な設立の流れ、専門家選びのポイントについて詳しく解説します。
目次
一般財団法人の特徴と設立の背景
一般財団法人は、特定の目的のために捧げられた「財産」を運用・管理するための組織です。株式会社のように「人」が集まって構成される組織ではなく、財産が主体となる点に大きな特徴があります。2008年の公益法人制度改革により、以前よりも簡便な手続きで設立できるようになりました。近年では、特定の社会課題を解決するための基金設置や、オーナー企業の事業承継対策の一環として活用されるケースが目立ちます。
設立において士業のサポートが必要な理由
一般財団法人の設立は、書類を揃えて申請するだけで終わるものではありません。持続可能な運営体制を構築するためには、専門的な知見に基づいた設計が求められます。ここで士業の介入が重要視される主な理由を挙げます。
複雑な定款作成と法的適合性の確保
定款は法人の憲法ともいえる重要な書類です。一般財団法人には、理事、監事、評議員といった役職の設置が義務付けられており、それぞれの権限や選任方法を定款で厳密に定めなければなりません。士業は、将来的なトラブルを防止するために、一般社団・財団法人法に準拠した強固な定款作成を支援します。
非営利型要件の判定と税務リスクの回避
一般財団法人が税制上の優遇措置を受けるためには、「非営利型」の要件を満たす必要があります。この要件を外れると、収益事業以外にも課税される可能性が生じ、法人の財産が目減りしてしまいます。税理士や会計士は、設立段階から定款の内容が税法上の要件を充足しているかを精緻にチェックし、適切なアドバイスを提供します。
一般財団法人設立の具体的なステップ
設立までにはいくつかのフェーズがあります。各段階で士業と連携することで、スムーズな進行が可能になります。
設立時評議員・理事・監事の選任
一般財団法人では、最低でも評議員3名、理事3名、監事1名の計7名の役員が必要です。これらの方々が欠格事由に該当しないか、また親族関係者が過半数を占めていないかといった人的要件の確認も、専門家が行う重要なチェック項目の一つです。
定款の作成と公証役場での認証
設立者が基本的事項を決定した後、定款案を作成します。作成された定款は公証役場で認証を受ける必要があります。士業が代理人として交渉や修正を行うことで、公証人とのやり取りを円滑に進めることができます。
300万円以上の財産拠出と登記申請
一般財団法人の設立には、300万円以上の財産拠出が必須です。この拠出が確実に行われたことを証明する書類を作成し、法務局へ設立登記の申請を行います。司法書士との連携により、不備のない正確な登記手続きを実現します。
信頼できる専門家を選ぶための基準
士業の中でも、一般財団法人の実務に精通している方は限られています。選定の際は、単なる書類作成の代行ではなく、法人のビジョンに寄り添ったコンサルティングが可能かどうかを見極めるべきです。具体的には、非営利組織の会計基準への理解があるか、過去の設立実績が豊富か、そして将来的な公益認定(公益財団法人への移行)を見据えた助言ができるかを確認してください。
まとめ
一般財団法人の設立は、社会に対する貢献を形にする素晴らしい一歩です。しかし、その運営を確かなものにするためには、設立時の適切な設計が欠かせません。士業というプロフェッショナルの力を借りることで、法的・税務的なリスクを最小限に抑え、本来の目的である活動に集中できる環境を整えることができます。財団設立を検討されている方は、まずは信頼できる専門家へ相談することから始めてみてください。
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