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税理士の顧問契約書における必須項目と雛形活用の注意点|実務上のポイントを解説

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税理士の顧問契約書における必須項目と雛形活用の注意点|実務上のポイントを解説

税理士と顧問契約を締結する際、業務範囲や報酬体系を明確にすることは、将来的なトラブルを回避するために不可欠です。顧問契約書の雛形は多くの場所で提供されていますが、自社の状況に合わせて適切にカスタマイズする必要があります。本記事では、契約書に記載すべき基本項目から、日本税理士会連合会の指針に基づいた注意点までを詳しく解説します。

目次

顧問契約書の主要な構成項目と記載内容

税理士との顧問契約書において、最も重要なのは「業務の範囲」を具体的に定めることです。一般的に、雛形には以下の項目が含まれます。まず「業務内容」として、月次の記帳指導、試算表の作成、税務相談、確定申告書の作成などが挙げられます。どこまでが月額顧問料に含まれ、どの業務からが別途スポット費用(年末調整や税務調査立ち合いなど)になるかを明確に区分することが、費用面での齟齬を防ぐ鍵となります。

次に「報酬の支払い」に関する条項です。月額顧問料の金額、支払期日、振込手数料の負担、そして消費税の扱いを明記します。また、契約期間と更新に関する規定も重要です。自動更新条項が含まれている場合が多く、中途解約時の通知期限についても事前に合意しておく必要があります。

税理士法と書面交付の重要性

日本税理士会連合会では、税理士業務の委嘱を受ける際には、後日の紛議を避けるために委嘱内容を記載した書面(顧問契約書等)の作成を推奨しています(出典:日本税理士会連合会)。税理士法第41条の2(業務の処理の状況の報告等)においても、依頼者との信頼関係維持が求められており、契約内容の明文化はその基盤となります。

特に近年は、ITツールの導入支援や経営コンサルティングなど、従来の税務申告に留まらない付加価値業務が増えています。これらの付帯業務についても、契約書内で定義されているかを確認することが推奨されます。

契約締結時に確認すべきリスク管理のポイント

実務上のトラブルを防ぐためには、機密保持条項と損害賠償条項の精査が欠かせません。税理士は業務上、企業の財務情報や個人情報を深く取り扱うため、厳格な守秘義務が課せられます。また、万が一の申告ミス等に備え、賠償責任の範囲や、税理士職業賠償責任保険への加入状況についても、契約時に確認しておくと安心です。

税理士法人オナーズでは、顧問契約に際してお客様の経営課題を丁寧にお伺いし、業務範囲を明確にした上で最適なサポートプランを提示しています。契約内容の透明性を高めることで、長期的な信頼関係の構築に努めています。

まとめ

税理士の顧問契約書の雛形は便利なツールですが、そのまま使用するのではなく、業務範囲や報酬、リスク管理の条項を自社の実情に合わせて調整することが重要です。書面による合意を徹底することで、税理士をビジネスのパートナーとして最大限に活用できる環境が整います。不明点がある場合は、契約締結前に必ず内容を精査し、納得のいく形で締結を進めましょう。

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