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行政書士に後見人を依頼するメリットとは?費用や手続き、専門家選びのポイントを解説

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行政書士に後見人を依頼するメリットとは?費用や手続き、専門家選びのポイントを解説

認知症や精神疾患、知的障がいなどにより判断能力が不十分になった方を守る「成年後見制度」。制度を利用する際に「誰を後見人に選べばよいのか」「行政書士に依頼するとどのようなサポートが受けられるのか」と悩む方は少なくありません。行政書士は、権利擁護の専門家として書類作成から実務まで幅広く対応しており、特に財産管理や将来の備えにおいて頼りになる存在です。本記事では、行政書士に後見業務を依頼するメリットや費用相場、手続きの流れについて詳しく解説します。

目次

成年後見制度の概要と行政書士が果たす役割

成年後見制度は、判断能力が低下した方の不利益を防ぎ、自分らしく生活できるようサポートするための公的な仕組みです。具体的には「財産管理」と「身上保護」の2軸で支援を行います。行政書士は、法務省の所管する行政手続きの専門家であり、後見業務においても重要な役割を担っています。

成年後見制度とは何か

認知症などで判断能力が低下すると、不動産の売却や預貯金の解約、介護サービスの契約などが困難になります。また、悪質商法による被害に遭うリスクも高まります。こうした事態を防ぐため、本人に代わって契約を行ったり、不当な契約を取り消したりする権限を持つ「後見人」を立てるのが成年後見制度です。行政書士法人オーナーズでは、こうした法的な枠組みを活用し、ご本人の生活を守るサポートを提供しています。

行政書士が後見業務を行う背景

行政書士は、遺言書作成や相続手続きなど、人生の節目における法的支援を日常的に行っています。その延長線上にある「後見業務」は、行政書士が持つ書類作成能力や実務経験を最大限に活かせる分野です。特に、全国の行政書士が組織する「コスモス成年後見サポートセンター」などの団体を通じて、高い専門性と倫理観を持って業務にあたっています。

行政書士に後見人を依頼する5つのメリット

弁護士や司法書士など、後見人を務める専門家は複数いますが、行政書士に依頼することには特有の利点があります。

複雑な書類作成と手続きを一任できる

後見制度を利用するためには、家庭裁判所へ提出する膨大な書類を作成しなければなりません。戸籍謄本や診断書、財産目録の作成は一般の方には非常に負担が重い作業です。書類作成のプロである行政書士に依頼することで、正確かつ迅速に手続きを進めることが可能になります。

柔軟な財産管理と身上保護の提供

行政書士は「街の身近な相談相手」として、ご本人の生活スタイルに寄り添った支援を得意としています。単なる数字の管理だけでなく、介護施設への入所手続きや病院での契約など、生活に密着した「身上保護」に関しても細やかな対応が期待できます。地域に根ざした活動を行っているからこそ、福祉関係者とも密に連携できるのが強みです。

任意後見による「将来の備え」に強い

行政書士が最も力を発揮するのが、判断能力が健康なうちに将来を契約で決めておく「任意後見」です。遺言書の作成と組み合わせて相談できるため、老後の財産管理から亡くなった後の事務(死後事務委任契約)まで、ワンストップで設計できるメリットがあります。

親族間のトラブルを未然に防げる

親族が後見人になると、他の親族から「財産の使い込み」を疑われるなど、不幸なトラブルに発展するケースがあります。第三者である行政書士が介入することで、公平・公正な財産管理が行われ、家族関係を良好に保ったまま支援を継続できます。

暮らしに密着した権利擁護の相談ができる

行政書士は幅広い業務を扱うため、不動産の活用や補助金の申請、許認可の確認など、後見業務に関連する周辺の悩み事にも柔軟に対応できます。行政書士法人オーナーズでは、後見人としての役割だけでなく、トータルなリーガルサービスを通じて安心を提供しています。

成年後見制度の2つの形式:法定後見と任意後見

後見制度には、利用を開始するタイミングによって大きく2つの種類に分かれます。どちらを選択すべきかは、現在の判断能力の状態によって決まります。

すでに判断能力が不十分な場合の「法定後見」

本人の判断能力が既に低下している場合に、家庭裁判所が後見人を選任する制度です。本人の状態に合わせて「後見」「保佐」「補助」の3段階に分かれています。行政書士は、この申し立て手続きのサポートや、裁判所から選任されて直接後見人を務めることがあります。

元気なうちに将来を決める「任意後見」

本人が元気なうちに「将来、判断能力が低下したときに誰に何を頼むか」をあらかじめ契約で決めておく制度です。自分の意思を最大限に尊重できるのが最大の特徴です。行政書士は、この任意後見契約書の起案から公証役場での手続き、その後の実務までを一貫してサポートします。

行政書士へ依頼する際の費用相場

費用がいくらかかるかは、多くの方が最も気にされるポイントです。大きく分けて「初期費用」と「継続費用」の2種類が発生します。

初期費用(申し立て・契約作成)

法定後見の申し立てサポートを依頼する場合、10万円から20万円程度が相場です。これに加えて、裁判所に納める印紙代や切手代、鑑定費用などの実費が必要になります。任意後見の場合は、契約書の作成費用や公証役場への手数料が発生します。個別の状況により変動するため、事前に見積もりを取ることを推奨します。

月額の報酬(後見業務への対価)

法定後見人の場合、報酬額は家庭裁判所が本人の財産額や業務の困難さに応じて決定します。一般的には月額2万円から6万円程度になることが多いようです。任意後見の場合は、事前に結んだ契約に基づいた報酬を支払います。自由度が高い分、納得感のある金額設定を専門家と相談して決めることができます。

行政書士による後見手続きの流れ

行政書士に依頼した際の標準的な流れは以下の通りです。

まずは初回相談を行い、ご本人の状況や財産、ご家族の意向を確認します。次に、最適な制度(法定後見か任意後見か)を検討し、方針を決定します。法定後見の場合は、行政書士が書類を揃えて家庭裁判所へ申し立てを行います。任意後見の場合は、公正証書で契約を作成します。その後、裁判所による選任や監督人の選任を経て、実際の業務がスタートします。行政書士法人オーナーズでは、すべてのステップにおいて、わかりやすい説明と丁寧な進行を心がけています。

後見人を選ぶ際のチェックポイント

後見業務は数年から十数年に及ぶ長い付き合いになるため、信頼できる専門家選びが不可欠です。専門知識の豊富さはもちろんですが、最も重要なのは「コミュニケーションの取りやすさ」です。また、万が一その行政書士が動けなくなった際のバックアップ体制があるか(法人格を持っているかなど)も確認しておくと安心です。面談の際に、デメリットやリスクについても正直に説明してくれるかどうかを見極めましょう。

まとめ

行政書士に後見人を依頼することは、ご本人の尊厳を守り、ご家族の負担を軽減するための非常に有効な選択肢です。書類作成の正確性だけでなく、生活に寄り添った柔軟な対応ができる行政書士は、高齢化社会において心強いパートナーとなります。「まだ早いかも」と思っている段階での相談が、将来の大きな安心につながります。行政書士法人オーナーズでは、後見制度に関するご相談を随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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