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行政書士と税理士の違いとは?業務範囲と依頼すべきケースを分かりやすく解説
行政書士と税理士の違いとは?業務範囲と依頼すべきケースを分かりやすく解説
起業や相続、事業承継など、人生やビジネスの節目で「どの専門家に相談すれば良いのか」と迷う場面は少なくありません。特に行政書士と税理士は、どちらも身近な士業として知られていますが、その役割と権限には明確な違いがあります。役割を正しく理解していないと、二度手間になったり、法律で定められた独占業務に抵触したりする恐れもあります。この記事では、行政書士と税理士の具体的な業務範囲の違いから、状況別の選び方まで、株式会社Honorsの視点を交えて詳しく解説します。
目次
行政書士と税理士の根本的な役割の違い
行政書士と税理士は、どちらも国家資格者ですが、法律によって守られている「独占業務」が異なります。まずはそれぞれの基本的な立ち位置を整理しましょう。
行政書士は「許認可と権利義務書類」のプロ
行政書士の主な役割は、官公署(役所や警察署など)に提出する書類の作成や、その提出代行です。また、契約書や遺産分割協議書といった、個人の権利や義務、事実証明に関する書類の作成も専門領域としています。扱う書類の種類は1万種類以上とも言われており、非常に多岐にわたるのが特徴です。具体的には、飲食店営業許可、建設業許可、ビザ申請、運送業の許可などが代表的な業務に挙げられます。
税理士は「税金と会計」のプロ
一方で税理士は、納税者に代わって税金の計算や申告を行う、税の専門家です。税務署に提出する確定申告書や法人税の申告書作成、税務調査の立ち会いなどは、税理士だけが許された独占業務です。また、日々の仕訳や決算書の作成といった会計業務、節税のアドバイス、資金繰りの相談など、経営の数字に深く関わるパートナーとしての役割も果たします。企業の財務状態を把握し、税務上のリスクを回避するための適切な助言を提供します。
どちらに頼む?よくある相談シーン別の判断基準
具体的なシチュエーションによって、どちらの専門家が主役になるかが変わります。判断を誤ると、手続きが止まってしまうこともあるため注意が必要です。
会社設立・スタートアップのケース
会社を設立する場合、行政書士は定款の作成や認証、法人の印鑑証明書の取得などを担当します。一方、設立後に発生する税務署への「開業届」や、青色申告の承認申請などは税理士の領域です。近年では、会社設立時の事務手続きをワンストップで行う事務所も増えていますが、本質的には「書類作成の行政書士」と「税務・財務の税理士」という分担になります。株式会社Honorsでは、こうした設立期から成長期にかけての財務戦略の構築をサポートしています。
相続が発生した際の対応
相続の場面では、両者の違いが顕著に現れます。行政書士は「誰が何を相続するか」をまとめた遺産分割協議書の作成や、戸籍謄本の収集による相続人の確定作業などを行います。これに対し、税理士は「相続税がいくらかかるか」の計算と、税務署への申告を担当します。遺産額が基礎控除額を超えず、相続税の申告が不要な場合は行政書士への依頼が中心となりますが、多額の資産があり納税が必要な場合は、税理士の関与が不可欠です。
建設業や飲食業などの許認可申請
特定の事業を始める際に必要な許可申請は、行政書士の独占業務です。建設業許可の更新や変更届、産業廃棄物収集運搬業の許可などは、極めて専門的な知識と膨大な書類作成が求められます。税理士はこれらの申請を行うことはできません。ただし、許可申請の際に必要となる財務諸表(決算書)は、普段から税理士が作成しているものがベースとなります。そのため、許可申請をスムーズに進めるには、行政書士と税理士の情報共有がスムーズであることが理想的です。
行政書士と税理士が連携する重要性
ビジネスの現場では、行政書士と税理士の業務は密接に関連しています。例えば、事業承継を行う際、法的な手続き(行政書士の領域)と、税負担の最適化(税理士の領域)は切り離せません。どちらか一方の視点だけで進めてしまうと、法的には正しくても税金で大損をしたり、逆に節税対策は万全でも法的な手続きに不備が出たりするリスクが生じます。株式会社Honorsのようなコンサルティング会社が間に入ることで、各士業の専門性を統合し、お客様にとって最適なソリューションを提供することが可能になります。
専門家選びで失敗しないためのポイント
単に「資格を持っているから」という理由だけで選ぶのは避けるべきです。まず、自分の抱えている問題が「役所への書類提出(許可)」なのか「お金と税金」なのかを見極めてください。その上で、該当する分野の実績が豊富か、最新の法改正に対応しているかを確認しましょう。また、士業の世界にも得意不得意があります。建設業に強い行政書士、資産税に強い税理士など、特定の分野に特化した専門家を探すことが、結果として時間とコストの節約に繋がります。
まとめ
行政書士と税理士は、それぞれ「許認可・書類作成」と「税務・会計」という異なる役割を担っています。事業を円滑に進めるためには、どちらか一方に頼り切るのではなく、必要に応じて両者の強みを活用することが大切です。特に複雑な経営課題や事業承継、M&Aなどを検討されている場合は、全体像を俯瞰できるアドバイザーに相談することをお勧めします。自身の状況に合わせた最適なパートナー選びが、ビジネスや人生の成功を左右する重要な鍵となります。
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