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行政書士の廃業理由と失敗を避けるための対策|後悔しない選択肢を解説

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行政書士の廃業理由と失敗を避けるための対策|後悔しない選択肢を解説

行政書士は独立開業が比較的容易な国家資格として人気がありますが、一方で廃業を選択する方が少なくない現実もあります。せっかく取得した資格を活かしきれず、事務所を閉じることになってしまう原因はどこにあるのでしょうか。本記事では、行政書士が廃業に至る主な理由や、経営に行き詰まった際に検討すべき解決策、万が一廃業する場合の手続きについて詳しく解説します。現状を打破するためのヒントとしてお役立てください。

目次

行政書士の廃業率と業界の実情

行政書士の廃業率は、公式な統計データとして明確に公表されているわけではありませんが、一般的に開業から数年以内に多くの事務所が廃業、あるいは休止状態に陥るといわれています。日本行政書士会連合会の会員数推移を見ると、毎年一定数の新規登録がある一方で、登録抹消者も相当数存在します。

この背景には、行政書士の業務範囲が極めて広く、専門性を打ち出しにくいという側面があります。また、個人事業主として開業する場合、実務だけでなく営業や経理、総務といったすべての業務を一人でこなさなければならず、その負担に耐えきれなくなるケースが目立ちます。特に都市部では競合が多く、価格競争に巻き込まれやすい点も、経営を圧迫する要因の一つです。

行政書士が廃業に至る主な原因

廃業を選択する背景には、単なる「売上不足」だけでなく、複合的な要因が絡み合っています。代表的な原因を深く掘り下げてみましょう。

集客・営業力の不足

最も多い原因は、安定した顧客獲得ルートを構築できないことです。行政書士試験では法律の知識は問われますが、マーケティングや営業手法については試されません。そのため、開業したものの「待ち」の姿勢になってしまい、新規案件が途絶えてしまうケースが後を絶ちません。Webサイトの運用やSNS活用、他士業との連携といった営業戦略が不十分な場合、競争の激しい市場で生き残ることは困難です。

実務経験の不足による不安とミス

行政書士の実務は、手引きや法令の解釈が複雑なものが多く、経験が浅い段階では一つの申請に膨大な時間を要します。ミスが許されないというプレッシャーから精神的に疲弊してしまったり、実際に大きな過失を犯して損害賠償問題に発展したりすることで、継続を断念するケースも見受けられます。特に、一人で運営している場合は相談できる相手がおらず、孤独感から意欲を喪失してしまうことも少なくありません。

事務作業の増大によるリソース不足

運良く案件を受注できても、今度は事務作業の多さに忙殺されることになります。書類作成や役所への足繁い訪問、法定帳簿の管理といった細かな実務に追われ、本来注力すべき「経営戦略の立案」や「付加価値の高いコンサルティング」に時間を割けなくなります。売上は上がっているものの、利益率が低く労働時間ばかりが延びていく状況は、中長期的な経営において大きなリスクとなります。

廃業を決める前に検討すべき3つの選択肢

経営が苦しいと感じた際、すぐに廃業届を出すのは早計かもしれません。現在の問題を解決し、事務所を存続させるための道はいくつか残されています。

アウトソーシング(BPO)の活用

「忙しいわりに儲からない」「実務が回らない」という悩みを抱えている場合、事務作業の外注化が有効です。株式会社オナーズでは、行政書士事務所向けにリーガルBPOサービスを提供しています。書類作成の補助や進捗管理を専門チームに委託することで、代表者は営業や顧客対応に専念できるようになります。固定費を抑えつつ、機動力の高い事務所経営を実現することが可能です。

事業承継・M&Aの検討

自身の引退を考えている場合や、どうしても単独での経営が難しい場合は、事務所を他の行政書士や法人に引き継ぐ「事業承継」という選択肢があります。長年築いてきた顧客基盤や許認可管理のノウハウを無にすることなく、後継者に託すことで、顧客への迷惑を最小限に抑えられます。また、事業譲渡によって手元に資金を残せる可能性もあるため、廃業よりもメリットが大きいケースが多いです。

専門特化による差別化

「何でも屋」からの脱却も重要な戦略です。建設業許可、入管業務、遺言・相続など、特定の分野に特化し、その分野における圧倒的な知見を蓄積することで、相見積もりに強い体質を作れます。ターゲットを絞り込めば、Web広告の効率も上がり、無駄な営業コストを削減できます。市場のニーズを分析し、自分の強みが活かせる領域へリソースを集中させることが、経営改善の第一歩となります。

行政書士の廃業手続きの流れ

熟慮の末に廃業を選択する場合、適切な手続きを踏む必要があります。行政書士法に基づき、登録を抹消しなければなりません。

  1. 所属する都道府県の行政書士会へ連絡:廃業の意思を伝え、必要な書類を確認します。
  2. 登録抹消申請書の提出:日本行政書士会連合会に対し、行政書士会を経由して申請します。
  3. 職印の返還・破棄:会によって規定が異なりますが、適切に処理を行います。
  4. 顧客への通知と書類の返却:受任中の案件がある場合は、速やかに調整し、預かり書類を返却します。
  5. 税務署等への届け出:個人事業の廃業届、給与支払事務所の廃止届などを提出します。

特に重要なのは顧客への対応です。進行中の案件がある状態で一方的に辞めてしまうと、大きなトラブルに発展しかねません。余裕を持ったスケジュールで進めることが肝要です。

まとめ

行政書士の廃業は、戦略のミスやリソースの枯渇が主な要因ですが、これらは外部サービスの活用や事業モデルの見直しによって回避できる可能性があります。一人で抱え込み、心身ともに疲弊してしまう前に、頼れるパートナーを見つけることが大切です。株式会社オナーズは、行政書士の皆様が持続可能な経営を行えるよう、BPOや承継の面から強力にバックアップいたします。現在の状況に不安を感じている方は、一度立ち止まって、新たな選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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