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行政書士試験の記述式で部分点を確実にもぎ取る戦略|採点基準の正体と対策

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行政書士試験の記述式で部分点を確実にもぎ取る戦略|採点基準の正体と対策

行政書士試験の合格を左右する記述式問題。多くの受験生が「完璧に書かなければ点がつかないのではないか」という不安を抱えています。しかし、実際にはキーワードに応じた部分点が設定されており、戦略的な記述によって得点を上積みすることが可能です。この記事では、記述式の採点構造を分析し、部分点を最大限に引き出すための実践的なテクニックを解説します。

目次

行政書士試験の記述式における部分点の仕組み

行政書士試験の記述式は、1問20点の配点で計3問出題されます。合計60点という大きな配点があるため、ここでどれだけ得点を稼げるかが合否を分けます。まず理解すべきは、部分点がどのように付与されるかという構造です。

採点基準は非公開だがキーワード配分が基本

試験を実施する行政書士試験研究センターは、具体的な採点基準を公表していません。しかし、試験後の再現答案分析や予備校のデータから、特定のキーワードが含まれているかどうかで点数が決まる「キーワード加点方式」であることはほぼ間違いありません。通常、1問につき3つから4つの必須要素(キーワード)が設定されており、1つの要素につき4点から8点程度の配点がなされていると推測されます。

減点方式ではなく加点方式の考え方

記述式の採点は、間違ったことを書いたから引かれる減点方式ではなく、必要なことが書かれているから足される加点方式であると考えたほうが建設的です。たとえ文章全体が完璧でなくても、核となる法律用語が正しく使われていれば、部分点を確保できます。そのため、わからない問題であっても白紙で提出することは絶対に避け、何らかの関連用語を記述する姿勢が重要です。

部分点を狙うための具体的な書き方

効率的に部分点を獲得するためには、採点者に「この受験生は論点を理解している」と明確に伝える記述術が必要です。当てずっぽうに書くのではなく、論理的な構成を意識しましょう。

問いに正しく答える「型」の徹底

記述式では「誰に対して」「どのような請求ができるか」といった具体的な問いが立てられます。この問いに対して、結論を明確に述べることが第一歩です。主語と述語を対応させ、問われていることに正面から答える文章構成を心がけてください。問いと答えが噛み合っていないと、たとえ正しい知識が書かれていても採点者に意図が伝わらず、部分点を逃すリスクが生じます。

優先的にキーワードを盛り込む

採点基準となる可能性が高いのは、判例や条文に登場する固有の法律用語です。例えば、民法の詐欺による取り消しの問題であれば「善意無過失の第三者」といったフレーズは欠かせません。こうした重要ワードを文中に組み込むことで、採点対象となる「得点ポイント」を確実に踏むことができます。文章の美しさよりも、必要なパーツが揃っているかを優先しましょう。

記述式で「0点」を回避するための注意点

部分点を狙う一方で、致命的なミスによって0点になってしまう事態は防がなければなりません。特に形式面でのミスは、知識の有無にかかわらず評価を下げる原因となります。

法律用語の誤用を避ける

日常用語と法律用語が混同されるケースが多く見られます。「無効」と「取り消し」、「善意」と「悪意」などは、法律上では全く異なる意味を持ちます。これらの用語を逆に使用したり、あいまいに記述したりすると、論点を理解していないとみなされ、部分点が全く付かない可能性があります。正確な定義を記憶し、適切な場面で使用できるよう訓練が必要です。

字数制限のルールを守る

行政書士試験の記述式は「40字程度」という制限があります。一般的に、指定文字数の8割に満たない場合や、マス目を超過した場合は大幅な減点、あるいは採点対象外になると言われています。内容を詰め込みすぎて文字数が溢れる場合は、助詞を削るのではなく、より簡潔な法律用語への置き換えを検討してください。

部分点アップに直結する学習法

記述式の対策は、単なる暗記ではありません。論理的な思考と、それを正確にアウトプットするスキルの両面を鍛える必要があります。

六法の素読と条文の正確な理解

記述式の問題は、条文の要件や効果をそのまま問うものが大半です。したがって、日頃から六法を素読し、条文の構成を頭に入れておくことが最も効果的な対策となります。特に、行政法や民法の重要条文については、どの言葉が要件で、どの言葉が効果なのかを区別して理解する癖をつけましょう。Honorsの講座では、こうした条文構造の深い理解を重視した指導を行っています。

過去問の解答例を分析する

過去問を解いた後は、自分の答案と公式の解答例、さらに予備校が提示する複数の解答例を比較してください。どの言葉が共通して使われているかを確認することで、採点において必須とされるキーワードが見えてきます。自分に足りなかった要素は何か、どうすれば40字に収まるのかを分析する作業が、本番での得点力に直結します。

まとめ

行政書士試験の記述式において、満点を目指す必要はありません。大切なのは、各問で確実に部分点を積み重ね、合格ラインに到達することです。キーワードを意識した構成、正確な法律用語の使用、そして形式ルールの遵守を徹底することで、着実にスコアを伸ばすことができます。日々の学習で論理的な記述力を磨き、本番で1点でも多くもぎ取る力を養いましょう。

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