お知らせNEWS
司法書士・行政書士・税理士の違いとは?相談内容別の選び方を専門家が解説
司法書士・行政書士・税理士の違いとは?相談内容別の選び方を専門家が解説
相続手続きや会社設立を検討する際、どの士業に相談すればよいのか迷うことは少なくありません。司法書士、行政書士、税理士はそれぞれ法律で定められた独占業務を持っており、依頼内容によって最適な相談先が異なります。本記事では、各士業の役割の違いを明確にし、状況に応じた使い分け方を解説します。専門家へ相談する際の判断基準としてお役立てください。
目次
司法書士の役割と主な業務範囲(登記・法務手続き)
司法書士は、不動産や法人の登記手続き、裁判所や検察庁に提出する書類の作成を行う専門家です。司法書士法第3条により、登記の申請代理や供託手続き、さらには一定の要件を満たした認定司法書士による簡易裁判所での訴訟代理などが認められています。特に相続においては、不動産の名義変更である「相続登記」を代理できる唯一の資格者です。専門的な法的知識に基づき、権利関係を明確にする書類作成と手続きを担います(出典:法務省)。
行政書士の役割と主な業務範囲(許認可・書類作成)
行政書士は、官公署に提出する書類や権利義務・事実証明に関する書類を作成する専門家です。行政書士法第1条により、建設業の許可申請や飲食店営業許可といった許認可手続き、遺産分割協議書や契約書の作成などが主な業務とされています。行政機関への申請書類作成においては最も幅広い分野をカバーしており、行政と市民の架け橋となる役割を果たします。ただし、登記申請や税務申告を代理することはできません(出典:日本行政書士会連合会)。
税理士の役割と主な業務範囲(税金・確定申告)
税理士は、納税者に代わって税務申告や税務相談を行う、税の専門家です。税理士法第2条により、法人税や所得税、相続税の申告代理、税務署からの調査対応、節税に向けた税務アドバイスなどが独占業務として規定されています。相続においては、遺産総額が基礎控除額を超える場合に必要となる「相続税申告」が主な役割です。金銭的な負担を左右する税金の計算を正確に行い、適切な納税を支援します(出典:国税庁)。
相続手続きにおける各士業の選び方と連携
相続が発生した際、誰に依頼すべきかは「何を行いたいか」で決まります。不動産の名義を変更したい場合は司法書士、相続税が発生し計算が必要な場合は税理士、官公庁への許認可承継や遺産分割協議書のみを作成したい場合は行政書士が適しています。しかし、実際の相続ではこれらが複合的に発生することが多いため、司法書士法人・行政書士法人・税理士法人が一体となった組織に相談することで、窓口を一元化しスムーズな手続きが可能となります。アローズグループでは、これらの士業が連携し、お客様の負担を最小限に抑えたトータルサポートを提供しています。
まとめ
司法書士は「登記」、行政書士は「行政への許認可」、税理士は「税務」という明確な専門領域を持っています。自分の抱えている課題がどの分野に該当するかを見極めることが、迅速な解決への近道です。特に相続や法人設立などの複雑な事案では、各士業の強みを活かした連携が不可欠となります。どの士業に相談すべきか判断に迷う場合は、まずは複数の士業が在籍する専門家グループへ相談することをお勧めします。
関連記事
- 相続手続き・名義変更サービス – 相続における各種士業の役割分担と、当法人の一括サポート体制について詳しく解説しています。
- 【2024年施行】相続登記の義務化とは? – 司法書士の専門領域である不動産名義変更の手続きと、義務化に伴う注意点をまとめています。
- 遺言書の書き方ガイド – 行政書士や司法書士が関与する遺言書作成のポイントと、法的効力を持つ書類の作り方を解説しています。
