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成年後見制度で家族トラブルを防ぐための知識と司法書士による対策

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成年後見制度で家族トラブルを防ぐための知識と司法書士による対策

認知症などで判断能力が不十分な方の権利を守る成年後見制度ですが、その利用を巡って家族間で深刻なトラブルに発展することがあります。良かれと思って始めた手続きが、なぜ親族間の亀裂を生んでしまうのでしょうか。本記事では、司法書士法人リーガル・ソリューション(Honors)の知見に基づき、よくあるトラブル事例とその回避策について詳しく解説します。

目次

成年後見人の選任を巡る親族間の対立

トラブルの多くは「誰が後見人になるか」という選任の段階で発生します。親族の一人が後見人になることを希望しても、他の親族が「財産を使い込むのではないか」と疑念を抱き、反対することで申し立てが難航するケースです。最高裁判所の統計によると、令和4年(2022年)に成年後見人等に選任された者のうち、親族が占める割合は約19.1%に留まっており、約8割は司法書士や弁護士などの専門職が選任されています(出典:最高裁判所事務総局家庭局)。家族間の感情的な対立が激しい場合、家庭裁判所は中立な立場である専門職を選任する傾向が強くなります。Honorsでは、こうした対立を未然に防ぐため、公平な第三者としてのサポートを提供しています。

財産管理における不満と透明性の確保

後見人が選任された後も、財産の使い道を巡るトラブルは絶えません。特に親族が後見人になった場合、自身の生活費と本人の財産を混同してしまったり、他の親族から「なぜ自由にお金を使わせてくれないのか」といった不満をぶつけられたりすることがあります。後見人は家庭裁判所の監督下にあり、定期的な報告義務が課せられます。本人のための支出であっても、領収書のない不明瞭な支出は厳格にチェックされます。こうした心理的・事務的負担を軽減するためには、当初から司法書士などの専門職を後見人に選任するか、後見監督人を付けることで業務の透明性を確保することが有効です。

任意後見制度による事前のトラブル回避

判断能力が低下した後に家庭裁判所が後見人を選ぶ「法定後見」に対し、元気なうちに将来の支援者と内容を決めておく「任意後見制度」を利用することで、家族トラブルのリスクを大幅に下げることが可能です。任意後見であれば、自分の信頼できる人物をあらかじめ指定し、どのような生活を送りたいか、財産をどう管理してほしいかを契約として残せます。Honorsでは、任意後見契約の組成から公正証書の作成支援まで、ご本人の意思を尊重した対策を提案しています。将来の不安を解消するためには、判断能力が十分にある段階での早めの相談が不可欠です。

まとめ

成年後見制度における家族トラブルは、選任時の対立や管理の不透明さから生じることがほとんどです。統計が示す通り、現在は専門職による後見が主流となっており、客観的な立場からの管理が家族の絆を守る鍵となります。認知症対策や財産管理でお困りの際は、成年後見の専門家であるHonorsまでお気軽にご相談ください。ご家族それぞれの状況に合わせた最適な解決策をご提案いたします。

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