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監査法人を変更する主な理由とは?選定のポイントと手続きを解説
監査法人を変更する主な理由とは?選定のポイントと手続きを解説
上場企業やIPO準備企業において、監査法人の交代は経営上の大きな決定事項です。近年、監査報酬の上長や監査時間の確保が困難になるなどの背景から、監査法人を変更する企業が増加しています。本記事では、監査法人を変更する具体的な理由や選定時の重要ポイント、必要な手続きについて実務的な観点から解説します。
目次
監査法人を変更する主な理由
企業が監査法人を変更する理由は多岐にわたりますが、公認会計士・監査審査会の調査によると「監査報酬」や「監査継続期間」に関連する理由が上位を占めています。具体的には、既存の監査法人から提示された監査報酬の大幅な増額に対し、コストパフォーマンスの観点から見直しを行うケースです。また、特定の監査法人による長期継続監査がもたらす「慣れ」を防止し、監査の独立性と品質を維持するために交代を検討する企業も少なくありません。さらに、企業の事業規模拡大や海外展開に伴い、より高度な専門性やグローバルネットワークを必要とする場合も変更の契機となります(出典:公認会計士・監査審査会)。
監査法人選定における重要ポイント
新たな監査法人を選定する際には、単に報酬額だけで判断するのではなく、自社の業種に対する理解度や監査体制を確認することが不可欠です。まず、同業他社の監査実績が豊富であるかを確認します。業界特有の会計処理に精通している法人であれば、スムーズなコミュニケーションと効率的な監査が期待できます。次に、主査(インチャージ)となる公認会計士との相性や、法人の人員リソースが十分であるかも重要な指標です。近年は、四大監査法人だけでなく、柔軟な対応が可能な準大手・中小監査法人を選択肢に含める企業も増えています。
交代時の実務と開示の重要性
監査法人の交代を決定した際は、監査役会等による選任理由の検討や株主総会への付議が必要です。上場企業の場合、東京証券取引所の適時開示ルールに基づき、公認会計士等の異動に関する通知を行う義務があります。この際、変更の理由を具体的に記載することが求められており、単に「任期満了」とするだけでなく、交代に至った背景を明示することで投資家に対する透明性を確保します。また、新旧監査法人間での引き継ぎ作業を円滑に進めるため、早期のスケジュール調整と資料準備がプロジェクトの成否を分けます。
まとめ
監査法人の変更は、単なる契約先の変更ではなく、企業のガバナンスを強化し、適正な財務報告を維持するための重要なプロセスです。コスト、品質、専門性のバランスを考慮し、自社の成長ステージに最適なパートナーを選ぶことが求められます。株式会社オナーズでは、IPO準備から監査法人対応まで、企業の財務基盤を支えるコンサルティングを提供しています。監査法人の選定や変更に関する課題をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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