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連結決算の基本的な手順とは?初心者にもわかりやすく流れやポイントを解説
連結決算の基本的な手順とは?初心者にもわかりやすく流れやポイントを解説
企業のグループ経営が一般的になる中で、親会社だけでなく子会社を含めたグループ全体の経営成績を把握する連結決算の重要性が高まっています。しかし、連結決算は単体決算とは異なり、各社のデータの合算や内部取引の相殺といった複雑なプロセスが必要です。本記事では、連結決算の基本的な手順を初心者の方にもわかりやすく3つのステップで解説し、効率化のポイントを紹介します。
目次
連結決算の具体的な3ステップ
連結決算の業務は、大きく分けて「個別財務諸表の収集」「連結修正仕訳の作成」「連結財務諸表の作成」という3つの工程で進められます。日本の会計基準においては、親会社が子会社に対して支配権を有している場合に連結範囲に含まれることになります(出典:企業会計基準委員会)。
最初のステップは、親会社およびすべての子会社から個別財務諸表を収集することです。この際、各社で会計方針や勘定科目が統一されていることが望ましく、海外子会社がある場合は通貨換算も必要になります。次に、収集したデータを合算した上で「連結修正仕訳」を行います。これには、投資と資本の相殺消去や、グループ内の売上・仕入などの内部取引の消去、未実現利益の消去が含まれます。最後に、これらの修正を反映させて、連結貸借対照表や連結損益計算書などの連結財務諸表を作成します。
スムーズな連結業務を実現するためのコツ
連結決算を滞りなく進めるためには、事前の準備と標準化が欠かせません。多くの場合、子会社からのデータ提出の遅れや内容の不備が、連結決算全体の遅延を招く原因となります。これを防ぐためには、グループ全体で統一された「連結パッケージ」と呼ばれる報告様式を整備し、記入ルールを明確化することが有効です。
また、親会社と子会社の間で決算期が異なる場合には、原則として子会社の決算日を親会社の決算日に合わせるか、仮決算を行う必要があります。スケジュールに余裕を持たせるだけでなく、日常的な取引レベルから親子間の照合をこまめに行っておくことで、決算時の相殺消去作業をスムーズに行うことができます。株式会社オナーズでは、こうした決算プロセスの改善コンサルティングを通じて、多くの企業の決算早期化を支援しています。
システム導入による連結決算の効率化
手作業や表計算ソフトによる連結決算には限界があります。特に拠点数が多い企業や海外展開している企業では、データの転記ミスや計算エラーのリスクが高まり、監査対応にも多大な時間を要します。こうした課題を解決するために、ERP(統合基幹業務システム)の導入が推奨されます。
例えば、クラウドERPである「NetSuite」は、多通貨対応やグローバルな拠点管理に強みを持っており、各拠点のデータをリアルタイムで可視化することが可能です。連結修正仕訳の一部を自動化し、ドリルダウン機能によって個別の取引明細まで即座に確認できるため、決算作業の精度とスピードが飛躍的に向上します。自社の規模や目的に合わせたシステムを選定し、業務フローを見直すことが、属人化を防ぎ健全なガバナンスを構築する鍵となります。
まとめ
連結決算は、データの収集、修正仕訳、財務諸表の作成という手順を正しく理解し、実行することが求められます。業務の複雑さを解消するためには、ルールの標準化とともに、システムを活用した自動化・効率化を検討することが重要です。株式会社オナーズでは、Oracle NetSuiteの導入支援を中心に、連結決算をはじめとする経理業務の高度化をトータルでサポートしています。業務の見直しやシステム検討の際は、ぜひご相談ください。
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