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ビジネスにおけるファイル共有のセキュリティ対策|リスクと安全な選び方を解説
ビジネスにおけるファイル共有のセキュリティ対策|リスクと安全な選び方を解説
テレワークの普及やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、社内外でのファイル共有は日常的な業務となっています。しかし、機密情報の流出や不正アクセスといったリスクは年々巧妙化しており、企業には適切なセキュリティ対策が強く求められています。本記事では、ファイル共有において直面する主なリスクと、安全な共有環境を構築するための具体的なポイントを解説します。
目次
ファイル共有に潜む主なセキュリティリスク
企業がファイル共有を行う際、最も警戒すべきは情報の漏えいです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2024」によると、組織部門において「内部不正による情報漏えい」や「不注意による情報漏えい」が重要な脅威としてランクインしており、ヒューマンエラーが大きな要因となっています(出典:IPA 情報セキュリティ10大脅威 2024)。具体的には、メールの誤送信や、設定ミスによるクラウドストレージの公開状態などが挙げられます。また、外部からのサイバー攻撃による不正アクセスやマルウェア感染のリスクも無視できません。特に、従来広く利用されていたパスワード付きZIPファイルを送付する「PPAP」は、セキュリティ上の脆弱性が指摘され、政府機関や多くの企業が廃止を推奨しています。
安全なファイル共有を実現するための対策ポイント
安全なファイル共有環境を構築するためには、技術的対策と組織的対策の両面を強化する必要があります。技術面では、まずアクセス権限の細分化が有効です。ユーザーごとに閲覧・編集・ダウンロードの権限を適切に設定し、必要最小限のアクセスのみを許可する「最小権限の原則」を適用します。また、操作ログの取得機能を備えたツールを選定することで、いつ、誰が、どのファイルにアクセスしたかを可視化し、不正の抑止や有事の際の追跡を可能にします。通信の暗号化(SSL/TLS)や、多要素認証(MFA)の導入も、なりすましによる不正アクセス防止に極めて効果的です。組織面では、ファイル共有に関する社内ルールの策定が不可欠です。どのツールを使用し、どの程度の機密性まで共有を許可するかを明確にし、従業員への定期的な教育を実施することで、組織全体のセキュリティリテラシーを向上させる必要があります。株式会社オナーズでは、お客様の業務環境に最適なITインフラの構築やセキュリティ対策を包括的にサポートしています。
まとめ:組織全体でのセキュリティ意識向上が鍵
ファイル共有のセキュリティ対策は、単に高機能なツールを導入するだけでは不十分です。最新のリスク動向を把握し、それに応じた適切な技術的措置と運用ルールを組み合わせることが不可欠です。情報の重要度に応じた共有方法を選択し、継続的な運用改善を行うことで、ビジネスのスピードを損なうことなく安全な情報連携が可能になります。自社のセキュリティ体制の見直しや、最適なIT環境の構築について検討されている場合は、専門家のアドバイスを活用することも一つの有効な手段です。
