お知らせNEWS
情報漏洩による損害賠償リスクと企業が実施すべき実務的な防御策
情報漏洩による損害賠償リスクと企業が実施すべき実務的な防御策
現代のビジネス環境において、顧客情報や機密情報の漏洩は、単なる事務的なミスでは済まされない重大な経営リスクです。一度情報漏洩が発生すれば、多額の損害賠償請求のみならず、社会的信用の失墜、取引停止、さらには事業継続が困難になる事態も想定されます。本記事では、情報漏洩における損害賠償の法的根拠や相場を整理し、株式会社オナーズが推奨する具体的なリスク回避策を解説します。
目次
情報漏洩における損害賠償の法的根拠と賠償額の相場
情報漏洩が発生した際、企業は被害者に対して民法上の損害賠償責任を負います。主な法的根拠は、不法行為(民法第709条)および債務不履行(民法第415条)です。企業には、保有する個人情報や機密情報を適切に管理する義務があり、この義務を怠ったと判断されると賠償責任が生じます。特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の調査によると、2018年の1件あたりの平均想定損害賠償額は約6億3,767万円に達しており、1人あたりの平均損害賠償額は約29,848円と算出されています(出典:JNSA 2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書)。ただし、個々の事案によって額は大きく変動し、漏洩した情報の秘匿性や悪用の可能性が高い場合は、1人あたり数万円から数十万円の慰謝料が認められるケースもあります。
情報漏洩が企業経営に与える金銭的・社会的影響
企業が負担するのは、被害者への直接的な賠償金だけではありません。インシデント発生時には、事実関係の調査(フォレンジック調査)、コールセンターの設置、謝罪広告の掲載、通知書の送付といった事後対応費用が発生します。さらに、個人情報保護法に基づく行政処分や勧告、そして何よりも深刻なのが「ブランドイメージの低下」です。SNSやメディアでの拡散により「情報の管理が杜撰な企業」というレッテルを貼られると、既存顧客の離脱や新規案件の受注機会喪失を招き、目に見えない損失が膨らみ続けます。不法行為責任を問われるリスクを低減するためには、組織的な安全管理措置が講じられていることを客観的に証明できる体制が必要です。
損害賠償リスクを最小化するための具体的な対策
情報漏洩による損害賠償リスクを軽減するためには、未然の防御と早期発見が欠かせません。株式会社オナーズでは、企業のIT資産を保護し、脆弱性を突いた攻撃から情報を守るための多角的なソリューションを提供しています。まず取り組むべきは「現状の可視化」です。セキュリティ診断(脆弱性診断)を実施し、自社のネットワークやシステムに潜む弱点を特定することが先決です。また、UTM(統合脅威管理)の導入やエンドポイントセキュリティの強化により、外部からの不正アクセスだけでなく、内部からの情報持ち出しを防ぐ仕組みを構築することが重要です。万が一の漏洩時にも、適切なセキュリティ対策を講じていた事実は、法的責任の判断において企業側の過失を軽減する要素となり得ます。
まとめ
情報漏洩は、法的責任だけでなく企業の存続を揺るがす甚大なリスクを内包しています。損害賠償の額は年々高額化する傾向にあり、事前の対策こそが最大の防御となります。情報セキュリティの専門家である株式会社オナーズとともに、自社のセキュリティ体制を再構築し、強固なガバナンスを確立しましょう。
関連記事
- セキュリティ診断サービス – 自社システムの脆弱性を可視化し、情報漏洩リスクを特定するための診断ソリューションです。
- ネットワーク脆弱性診断 – 外部からの攻撃経路を遮断し、損害賠償リスクを低減するための専門的なネットワーク診断サービスです。
- セキュリティ・IT資産管理 – 社内のデバイスやデータの流れを一元管理し、内部不正やミスによる漏洩を防止する仕組みを提供します。
