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特許法改正の重要ポイントを解説:実務への影響と対応策
特許法改正の重要ポイントを解説:実務への影響と対応策
近年の特許法改正は、デジタル化の推進や権利保護の強化を目的として、多岐にわたる変更が行われています。本記事では、特に実務への影響が大きい令和3年(2021年)および令和5年(2023年)の改正ポイントを中心に、知財担当者が押さえておくべき内容を詳しく解説します。株式会社オナーズでは、こうした法改正に柔軟に対応するための知財調査・コンサルティングを提供し、企業の競争力維持をサポートしています。
目次
令和3年・令和5年改正の主な内容と背景
令和3年改正(2021年)では、新型コロナウイルス感染症の影響やデジタル化の進展を踏まえ、特許手続きの利便性向上と権利保護のバランスを調整する改正が行われました。主な内容には、審判手続きにおける口頭審理のオンライン化や、特許料等の納付方法の拡充が含まれています。また、令和5年改正(2023年)では、送達制度の見直しや、不当な意図による商標登録出願への対策などが盛り込まれ、知財システムの適正化が図られています(出典:特許庁:法律改正の解説)。
実務における権利回復要件の緩和と注意点
実務上、特に注目すべきなのは「権利の回復」に関する要件の緩和です。特許料の納付期限や優先権主張の期間を徒過した場合、以前は「正当な理由」が必要であり、そのハードルは非常に高いものでした。改正により、「失念等、故意ではないこと」を基準とする「不注意によるもの」であれば、所定の回復手数料を納付することで権利の回復が認められる範囲が拡大しました。ただし、回復手数料の金額設定や、第三者の権利を不当に害さないための規定があるため、正確なスケジュール管理は依然として不可欠です。
デジタル化に伴う手続きの変更点
手続きの利便性向上を目的として、書面による手続きからデジタルへの移行が加速しています。特許庁への提出書類において、印鑑を不要とする運用が拡大されたほか、海外居住者に対する書類送達についても、特許庁のホームページに掲載することで送達したとみなす「公示送達」の手続きが整備されました。これにより、手続きの遅延リスクを軽減し、グローバルな知財管理をよりスムーズに行うことが可能となっています。
株式会社オナーズによる知財戦略支援
特許法の頻繁な改正は、企業の知財管理フローに直接的な影響を及ぼします。株式会社オナーズは、最新の法制度に基づいた特許調査、競合分析、および知財コンサルティングを提供しています。法改正によって生じる新たなリスクを回避し、逆に緩和された要件を活かした攻めの知財戦略を構築するためには、専門的な視点でのデータ活用が重要です。当社の知財検索のプロフェッショナルが、お客様のビジネスステージに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。
まとめ
近年の特許法改正は、企業の負担軽減と利便性向上を目指す一方で、管理の適正化も厳格に求めています。権利回復の要件緩和やデジタル化対応は大きなメリットですが、これらを正しく運用するためには正確な法知識と実務経験が必要です。株式会社オナーズは、変化し続ける知財環境において、お客様の貴重な知的財産を守り、活用するためのパートナーとして伴走します。
