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J-SOX対応と内部統制監査の要点|2024年改正のポイントと効率的な運用方法

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J-SOX対応と内部統制監査の要点|2024年改正のポイントと効率的な運用方法

上場企業にとってJ-SOX(内部統制報告制度)への対応は、財務報告の信頼性を確保するために不可欠なプロセスです。近年、経営環境の変化に伴い、内部統制の在り方についても見直しが進められています。特に2024年4月1日以降開始する事業年度からは、改訂された「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」が適用されており、企業にはこれまで以上に実効性のある体制構築が求められています。本記事では、J-SOXの基本構造から最新の改訂ポイント、効率的な監査運用の進め方について詳しく解説します。

目次

J-SOX(内部統制報告制度)の基本構造と監査の役割

J-SOXは、金融商品取引法に基づき、上場企業が自社の内部統制の有効性を評価し、その結果を「内部統制報告書」として外部に公表する制度です。この制度の目的は、財務諸表の虚偽記載を防止し、投資家に対して正確な情報を提供することにあります。内部統制は「統制環境」「リスクの評価と対応」「統制活動」「情報と伝達」「モニタリング」「ITへの対応」の6つの基本的要素で構成されており、これらが適切に機能しているかを経営者が評価し、さらに外部監査人がその評価結果を監査します。

2024年度から適用される内部統制報告制度の主な改訂点

金融庁より公表された「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」の改訂により、2024年4月以降の事業年度から新しい基準での運用が開始されています。今回の改訂では、経営者による不適切なコンプライアンス意識が原因となる不正事案が相次いだことを背景に、経営者による「評価範囲の決定」の妥当性や、IT基盤の急激な変化への対応がより厳格に求められるようになりました。特に、サイバーリスクへの対応や、クラウドサービスの利用に関する統制の重要性が強調されています(出典:金融庁:財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準及び財務報告に係る内部統制の評価及び監査の実施基準の改訂について)。

効率的な内部統制評価と監査を進めるための実務的アプローチ

J-SOX対応は、形式的な文書化に終始すると膨大な工数が発生し、現場の負担が増大する課題があります。効率的な運用を実現するためには、リスク・アプローチを徹底することが重要です。全ての業務プロセスを一律に評価するのではなく、財務報告に重要な影響を及ぼすリスクが高い領域に重点を置いて評価を実施します。また、内部監査部門と外部監査人が早期に協議を行い、評価範囲や手法について合意形成を図ることで、監査プロセスの重複を排除し、スムーズな監査対応が可能となります。

株式会社オナーズのJ-SOX・内部統制支援サービス

株式会社オナーズでは、企業のフェーズや課題に合わせた柔軟な内部統制支援を提供しています。J-SOXの新規導入支援から、既存の評価業務の効率化、内部監査のアウトソーシングまで、専門性の高いコンサルタントが実務をサポートします。特に法改正に伴う評価範囲の見直しや、最新のIT統制への対応において、多くの企業様から信頼をいただいております。内部統制の運用負荷を軽減しつつ、ガバナンスの強化を図りたい企業様は、ぜひ当社の専門サービスをご検討ください。

まとめ

J-SOXおよび内部統制監査は、単なる法令遵守の枠を超え、企業の透明性を高め、持続的な成長を支える基盤となります。2024年度の制度改訂を機に、自社の内部統制が形骸化していないか、リスクに対して適切に機能しているかを再点検することが推奨されます。最新の指針に基づいた適切な評価体制を構築し、効率的な監査運用を目指しましょう。

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