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タイムスタンプの仕組みとは?電子署名との違いや導入のメリットを解説
タイムスタンプの仕組みとは?電子署名との違いや導入のメリットを解説
ビジネスのデジタル化が進む中で、電子文書の信頼性を担保する「タイムスタンプ」の役割が重要視されています。特に電子帳簿保存法の改正以降、適切なデータ保存が求められる中、タイムスタンプがどのような技術的・法的根拠に基づいているのかを理解することは不可欠です。本記事では、タイムスタンプの基礎的な仕組みから、電子署名との相違点、そして実務上のメリットまで詳しく解説します。株式会社オナーズが推進するDX支援の知見に基づき、最新の動向をお伝えします。
目次
タイムスタンプの仕組みと「存在証明」「非改ざん証明」
タイムスタンプは、ある時刻にその電子データが存在していたこと(存在証明)と、それ以降にデータが改ざんされていないこと(非改ざん証明)を証明する技術です。この仕組みには、「ハッシュ値」と「時刻認証局(TSA:Time Stamping Authority)」という2つの要素が深く関わっています。
まず、利用者が対象データのハッシュ値を生成し、TSAへ送信します。TSAは、そのハッシュ値に正確な時刻情報を結合し、デジタル署名を施した「タイムスタンプトークン」を発行します。このトークンと元のデータを照合することで、1ビットでも変更があればハッシュ値が一致しなくなるため、改ざんを検知できる仕組みとなっています(出典:一般財団法人日本データ通信協会)。
電子署名との決定的な違いと併用の重要性
タイムスタンプと電子署名は混同されやすいですが、その目的が異なります。電子署名は「誰が」作成したかを証明するものであり、印鑑や署名に相当します。対してタイムスタンプは「いつ」作成され、その後変更されていないかを証明するものです。
実際のビジネスシーンでは、これらを組み合わせて使用することが一般的です。電子署名によって作成者を特定し、タイムスタンプによって長期的な有効性と作成時刻を担保することで、電子契約の証拠力を最大化できます。特に、電子署名の有効期限(通常1〜3年)を超えて書類を保管する必要がある場合、長期署名(LTV)技術によりタイムスタンプを延長し、10年以上の保存に対応させる運用が行われます。
電子帳簿保存法におけるタイムスタンプの要件
2024年1月から完全義務化された電子取引データの保存において、タイムスタンプは重要な役割を担います。国税庁の指針によると、スキャナ保存や電子取引において、一定期間内にタイムスタンプを付与することが要件の一つとされています(出典:国税庁:電子帳簿保存法一問一答)。
ただし、最近の法改正では、修正・削除の履歴が残るクラウドシステム(事務処理規定の備え付けを含む)を利用している場合、必ずしもタイムスタンプの付与が必須ではなくなるなどの緩和措置も設けられています。企業の運用コストや利便性に合わせて、最適な保存方法を選択することが求められています。株式会社オナーズでは、こうした法規制に準拠したDXソリューションを提供し、企業のコンプライアンス強化を支援しています。
まとめ:デジタル化の信頼性を高めるために
タイムスタンプは、ハッシュ関数と第三者機関による時刻認証を組み合わせた、非常に強固な信頼の仕組みです。電子署名と併用することで、いつ、誰が作成したかを客観的に証明し、法的なリスクから企業を守ります。電子帳簿保存法への対応やペーパーレス化を加速させるためにも、その仕組みを正しく理解し、自社の業務フローに適したサービスを導入することが重要です。
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