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保佐人の選任手続きと要件|適切な支援を受けるための流れと費用を解説
保佐人の選任手続きと要件|適切な支援を受けるための流れと費用を解説
判断能力が不十分な状況にある方を保護し、支援するための仕組みとして成年後見制度があります。そのなかでも「保佐」は、日常的な買い物は一人でできるものの、不動産の売買や多額の借財など、重要な法律行為を行うには不安がある方を対象とした制度です。Honorsでは、ご本人やご家族が安心して生活を送るために、最適な保佐人の選任をサポートしています。本記事では、保佐人を選任する際の手続きの流れや必要書類、費用について詳しく解説します。
目次
保佐人の選任が必要となるケースと要件
保佐人は、精神上の障害によって判断能力が「著しく不十分」な状況にある方を支援するために選任されます。成年後見制度には、判断能力の程度に応じて「後見」「保佐」「補助」の3つの類型があり、保佐はその中間に位置する仕組みです。具体的には、自分一人で判断して契約を結ぶと、不利益を被るおそれがある場合に検討されます。
保佐の対象となる「判断能力が著しく不十分」な状態とは
保佐の対象となるのは、日常的な買い物などは支障なく行えるものの、重要な財産管理や法律行為を一人で行うには不安がある状態です。例えば、自宅の建て替え、高額なローンの契約、相続手続きにおける遺産分割協議などが挙げられます。こうした行為に対して、保佐人が「同意」を与えたり、独断で行われた不利益な契約を「取り消し」たりすることで、ご本人の財産を守ります。
保佐人の選任手続きにおける具体的な流れ
保佐人を選任するためには、ご本人の住所地を管轄する家庭裁判所へ「保佐開始の審判」を申し立てる必要があります。申立てができるのは、本人、配偶者、四親等内の親族、検察官などに限定されています。Honorsでは、こうした法的な手続きの準備において、専門的な知見からアドバイスを提供しています。
家庭裁判所への申立てから選任までの期間
申立てから審判が確定し、実際に保佐人が選任されるまでの期間は、概ね2ヶ月から4ヶ月程度を要します。裁判所では、提出された書類の精査に加え、裁判所調査官による調査や、医師による精神鑑定が行われることもあります。鑑定が必要な場合には、その分だけ期間が長くなる傾向にあります。手続きを円滑に進めるためには、事前の書類準備を漏れなく行うことが大切です。
保佐人の選任にかかる費用と内訳
保佐人の選任手続きには、主に「申立て実費」と「鑑定費用」がかかります。実費としては、収入印紙代(800円)、連絡用の郵便切手代(数千円程度)、登記手数料(2,600円)が必要です。また、裁判所がご本人の判断能力を医学的に確認するために鑑定を命じた場合、一般的に5万円から10万円程度の鑑定料が発生します。これらの費用は原則として申立人の負担となりますが、最終的にはご本人の負担とされるケースも存在します。
誰が保佐人に選ばれるのか
保佐人の選任において、誰を候補者にするかは申立時に希望を出すことが可能です。しかし、最終的な決定権は家庭裁判所にあります。裁判所は、ご本人の利益を最優先に考え、資産状況や親族間の関係性などを総合的に判断して選任します。
親族が保佐人になる場合
ご本人の生活状況をよく理解している親族が選任されると、日常的な支援がスムーズに進みやすいという利点があります。ただし、親族間に意見の対立がある場合や、管理すべき財産が多額で複雑な場合には、トラブルを避けるために親族が選ばれないこともあります。裁判所は中立的な立場から適任者を選びます。
司法書士などの専門家が選任されるメリット
第三者である司法書士などの専門家が保佐人に選任されるケースも増えています。専門家が介在することで、複雑な収支報告や法的な手続きを正確に行えるため、ご親族の精神的・事務的な負担を大幅に軽減できます。Honorsは、専門的な知見を持つチームとして、適切な財産管理と法的保護を実現するための体制を整えています。
まとめ
保佐人の選任手続きは、ご本人の権利を守り、安心して生活を送るために欠かせないプロセスです。家庭裁判所への申立てから選任後の事務に至るまで、専門的な知識が求められる場面が多くあります。Honorsでは、成年後見制度の活用を検討されている皆さまに寄り添い、状況に応じた最適な解決策を提案しています。手続きに不安がある場合や、専門家への相談を希望される方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
