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風俗営業許可の申請における要件と手続きを実務的な視点で解説
風俗営業許可の申請における要件と手続きを実務的な視点で解説
キャバクラやラウンジ、麻雀店などの営業を開始するためには、公安委員会の「風俗営業許可」を取得しなければなりません。この許可申請は非常に専門性が高く、要件の確認や膨大な書類作成が必要です。Honorsでは、夜の街のビジネスを支える専門家として、数多くの申請をサポートしてきました。ここでは、申請を検討している事業主様に向けて、許可取得のために知っておくべき重要なポイントを詳しく説明します。
目次
風俗営業許可の申請が必要な業種と区分
風俗営業と一口に言っても、その内容は多岐にわたります。風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)に基づき、大きく分けて1号から5号までの区分が存在します。それぞれの区分によって、接客の定義や営業可能時間が異なるため、自社のビジネスモデルがどこに該当するかを正確に把握することが重要です。
1号から5号までの主な営業形態
最も一般的なのは「1号営業」です。これはキャバクラやホストクラブ、スナックなどで、従業員が客の隣に座って談笑したり、お酌をしたりする「接待」を伴う飲食店が該当します。2号営業は低照度の飲食店、3号営業は区画席がある飲食店です。4号営業は麻雀店やパチンコ店、5号営業はゲームセンターなどが含まれます。どの号数で申請するかにより、図面の作成方法や必要書類が大きく変わる点に注意してください。
申請をパスするための3つの重要な要件
風俗営業許可の申請には「場所」「人」「構造」という3つの大きなハードルがあります。これらをすべてクリアしていなければ、いくら立派な事業計画があっても許可は下りません。
場所的要件:保護対象施設からの距離
出店を予定している物件が、どの用途地域に属しているかが鍵となります。商業地域であれば許可が下りやすい一方、住居地域では原則として許可されません。また「保護対象施設」と呼ばれる学校、図書館、病院、児童福祉施設などから一定の距離(通常50メートル〜100メートル程度)が離れている必要があります。この距離測定は直線距離で行われるため、専門的な計測が必要です。物件を契約する前に、必ず調査を実施しましょう。
人的要件:申請者の欠格事由
申請者(法人の場合は役員全員)が、風営法に定められた「欠格事由」に該当しないことが求められます。過去5年以内に特定の犯罪歴がある場合や、暴力団員である場合などは許可を受けることができません。また、外国籍の方が申請する場合は、就労制限のない在留資格を有している必要があります。個別の経歴に関する不安がある場合は、事前に専門家へ相談することをお勧めします。
構造的要件:店内の設備と視認性
店舗の構造にも厳しいルールが設けられています。1号営業の場合、客室の床面積が16.5平方メートル以上(和室は9.5平方メートル以上)であること、客席から死角となるような高い仕切りを設けないことなどが求められます。また、店内の明るさ(照度)は5ルクス超でなければなりません。これらの基準はミリ単位でチェックされるため、内装工事の段階から風営法を意識した設計が必要です。
申請から許可証交付までの具体的な流れ
許可申請の手続きは、準備段階から許可取得まで数ヶ月を要する長期戦です。計画的に進めなければ、オープン予定日が大幅に遅れてしまうリスクがあります。
警察署への書類提出と受理
店舗の図面、賃貸借契約書、役員の住民票、身分証明書などの膨大な書類を揃え、店舗の所在地を管轄する警察署の生活安全課へ提出します。書類に不備がなければ正式に受理され、ここから標準処理期間(通常55日以内)のカウントが始まります。図面は壁の厚みや柱の出っ張りまで正確に記載した「現状図」が必要となるため、行政書士による実測が一般的です。
浄化協会や警察による現地調査(実査)
申請が受理されてから数週間後、警察官や都道府県公安委員会の委託を受けた浄化協会の調査員が店舗を訪れます。提出した図面と実際の店舗構造に相違がないか、照度や音響設備が基準内であるかなどを厳格に検査します。この実査の際に不備を指摘されると、再改修や再検査が必要になり、許可が大幅に遅れる原因となります。完璧な状態で調査を迎えることが、早期許可のポイントです。
申請にかかる期間と費用の目安
風俗営業許可の標準的な審査期間は約2ヶ月です。書類準備期間を含めると、3ヶ月から4ヶ月程度の余裕を持って動くのが理想的です。費用については、警察署へ納付する申請手数料(24,000円前後)のほか、行政書士への報酬、各種証明書の取得費用、図面作成のための実測費用などが発生します。Honorsでは、適正な価格設定と透明性の高い見積もりを提供し、追加費用の不安を払拭しています。
Honorsによる申請サポート
Honorsは、ナイトレジャー業界に特化した法務サービスを提供しています。風俗営業許可の申請は、単なる書類作成だけではありません。地域ごとの運用ルールの把握、警察担当者との円滑なコミュニケーション、そしてトラブルを未然に防ぐコンサルティングが不可欠です。私たちは、お客様が安心して店舗経営に専念できるよう、迅速かつ確実な許可取得をバックアップします。新規オープンだけでなく、変更承認申請や相続承継など、あらゆる場面での法的支援が可能です。
まとめ
風俗営業許可の申請は、場所・人・構造の厳しい要件を満たす必要があり、個人で全てを完結させるには非常に高いハードルがあります。しかし、ルールを遵守して正しく許可を取得することは、健全な店舗経営の第一歩です。要件の確認や図面作成に不安がある場合は、専門家である行政書士を活用することをお勧めします。Honorsは、皆様の円滑なビジネススタートを全力で支援いたします。
