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内部監査士(CIA)が交流会で「名ばかりガバナンス」を打破するための実戦的連携術
企業の内部統制やリスクマネジメントを評価する内部監査士にとって、最大の悩みは「監査の形骸化」と「専門外領域の評価限界」ではないでしょうか。2025年、ESG経営やサイバーセキュリティ対策の重要性が増す中、内部監査に求められる視点は極めて多角化しています。本記事では、内部監査士が交流会を通じて外部の専門家と連携し、いかにして「経営の意思決定を支える実効性ある監査」を実現するかを詳説します。
目次
- 内部監査士が直面する「三つの壁」
- 内部監査の質を飛躍させる士業連携のシナリオ
- 「Honors」で得られる、社内では手に入らない「他社の失敗事例」
- まとめ:内部監査士は「経営の守護神」から「価値創造のパートナー」へ
内部監査士が直面する「三つの壁」
内部監査士が組織内で孤立せず、実効性を発揮するためには、外部の知見を適切に「借りる」スキルが求められます。
専門性の高度化・複雑化への対応
近年の監査対象は、伝統的な財務・経理から、IT、サステナビリティ、ハラスメント、地政学リスクまで多岐にわたります。これらを内部監査士一人の知識でカバーしようとすれば、監査は必然的に浅くなり、重大なリスクを見逃すことになりかねません。
社内での独立性と「客観的視点」の維持
社内の人間である以上、暗黙の了解や忖度が生まれるリスクはゼロではありません。交流会を通じて外部の士業と定期的に情報交換を行うことは、自身の視点を常に相対化し、プロフェッショナルとしての「客観性」を維持するための良き訓練となります。
内部監査の質を飛躍させる士業連携のシナリオ
交流会で出会う専門家は、内部監査士にとって「特殊部隊」のような存在です。
ITコーディネータ:システム監査とデジタルリスクの特定
DXが進む現場で、データの改ざんやサイバー攻撃の脆弱性をどう見抜くか。ITコーディネータの知見を借りることで、形式的なチェックリストを超えた、実戦的なシステム監査が可能になります。
弁護士:コンプライアンス違反の予兆検知と法的検証
内部通報制度の運用や、ハラスメントの温床となる組織風土をいかに検知するか。弁護士との勉強会を通じて「紛争の種」となる事象を学んでおくことは、監査におけるリスク感度を劇的に高めます。
公認会計士:財務数値の整合性と不正リスクの精査
外部監査(会計監査)とは異なる視点での不正防止。会計士が持つ「不正調査(フォレンジック)」のノウハウを内部監査に組み込むことで、不正を「させない」組織作りをリードできます。
「Honors」で得られる、社内では手に入らない「他社の失敗事例」
内部監査士にとって、最も価値がある情報は「他社がどこで躓いたか」という失敗事例です。守秘義務の厳しい世界ですが、「Honors」のような信頼で結ばれたクローズドなコミュニティでは、匿名化された「実務上の落とし穴」が活発に共有されています。この情報を知っているかどうかで、監査の深さは決まります。
まとめ:内部監査士は「経営の守護神」から「価値創造のパートナー」へ
内部監査は「ダメ出し」の場ではありません。外部の専門家と連携し、組織の弱点を強みに変えるための提案を行うこと。その姿勢が、内部監査士の地位と価値を最高のものにします。
