お知らせNEWS

遺産分割トラブルを未然に防ぐ方法|弁護士が教える「争族」にならないための対策

Honors

遺産分割トラブルを未然に防ぐ方法|弁護士が教える「争族」にならないための対策

遺産分割は、家族の絆を深める機会にもなれば、残念ながら修復不可能な亀裂を生むきっかけにもなり得ます。いわゆる「争族」を防ぎ、円満な相続を実現するためには、法的な知識に基づいた的確な準備が不可欠です。本記事では、相続分野に精通する弁護士法人オナーズが、遺産分割で揉めやすいケースやその対策、専門家に相談するメリットを詳しく解説します。

目次

なぜ遺産分割で「争族」が起きてしまうのか

相続が開始されると、それまで円満だった家族の間で突然意見が対立することがあります。これを「争族」と呼びますが、争いが発生する背景には、単なる金銭欲だけではない複雑な要因が絡み合っているものです。主な原因を知ることで、事前に対処すべきポイントが見えてきます。

特定の相続人への過剰な援助(特別受益)

被相続人から生前に住宅購入資金の援助を受けたり、多額の学費を出してもらったりした相続人がいる場合、他の相続人から不満が出るケースは少なくありません。これを「特別受益」といい、相続時の取り分を調整する対象となります。しかし、援助の事実を証明する証拠が不足していると、言い分が食い違い、大きな紛争に発展します。

介護や家業への貢献度(寄与分)の主張

長年、被相続人の介護を無償で行ってきた、あるいは家業を献身的に手伝ってきたという自負がある相続人が、「自分の取り分を増やすべきだ」と主張することがあります。これが「寄与分」です。寄与分は客観的な証明が難しく、他の相続人がその貢献を認めない場合に感情的な対立が深まる傾向にあります。

不動産など分割が困難な財産の存在

相続財産の大部分が自宅不動産である場合、物理的に分けることが困難です。一人が家を相続し、他の相続人に現金(代償金)を支払う方法もありますが、そのための資金を確保できないと、最終的に家を売却して現金化するか、共有名義にするしかありません。しかし、共有名義は将来のトラブルの火種となるため、推奨されない解決策です。

遺産分割トラブルを未然に防ぐ具体的な対策

紛争を回避するためには、相続が発生する前、すなわち「生前」の対策が極めて重要です。残される家族が迷わないための道筋を立てておくことが、最大の愛情表現ともいえるでしょう。

遺言書の作成による明確な意思表示

遺言書は、自分の財産を誰にどのように引き継がせるかを決定する最も強力な手段です。遺言書が適切に作成されていれば、原則としてその内容に従って分割が進むため、相続人間での話し合い(遺産分割協議)による紛争を大幅に減らせます。公証役場で作成する「公正証書遺言」であれば、無効になるリスクも低く安心です。

財産目録の作成と正確な資産評価

何がどれだけあるのか不明確な状態では、公平な分割は不可能です。預貯金だけでなく、株式、不動産、負債(借金)まで含めた「財産目録」を事前に作成しておきましょう。特に不動産は、路線価や固定資産税評価額、時価など、評価の基準によって金額が大きく変わります。プロの視点で適正な時価を把握しておくことが、納得感のある合意への第一歩です。

弁護士へ相談することで得られる3つのメリット

相続の手続きは自分たちで行うことも可能ですが、弁護士という第三者が介入することで、円滑に解決する確率が飛躍的に高まります。

法的根拠に基づく公平な遺産分割案の提示

弁護士は法律の専門家として、法定相続分や遺留分、特別受益などの法的な権利を正確に算定します。主観的な感情を排除し、判例や実務に基づいた具体的な分割案を提示できるため、各相続人が納得しやすい環境を整えることができます。

相続人間の直接交渉による感情的対立の回避

当事者同士で話し合うと、どうしても過去の不満や感情が先走ってしまい、冷静な議論が難しくなります。弁護士が代理人として交渉の窓口になることで、相続人が直接顔を合わせるストレスを軽減し、建設的な協議を進めることが可能になります。

複雑な戸籍調査や遺産調査の代行

遺産分割を始める前には、相続人を確定するための戸籍調査や、すべての財産を洗い出す遺産調査が必要です。これらは非常に手間がかかり、専門知識がないと漏れが生じるリスクがあります。弁護士に依頼すれば、これらの煩雑な作業をすべて正確に行うことができます。

弁護士法人オナーズが選ばれる理由

弁護士法人オナーズは、相続・遺産分割問題に深い知見を持つプロフェッショナル集団です。私たちは単に法律を適用するだけでなく、ご家族それぞれの歴史や想いに寄り添い、最適な解決策をご提案します。不動産鑑定士や税理士との連携により、資産評価から相続税対策までワンストップで対応できる点も私たちの強みです。争いを未然に防ぎ、次世代へ円満に資産を引き継ぐお手伝いをさせていただきます。

まとめ

遺産分割は、準備の有無によって「争族」か「円満相続」かが決まります。トラブルの芽を早めに摘むためには、客観的な視点を持つ弁護士のアドバイスを受けることが最も効果的です。少しでも不安を感じたら、まずは専門家に相談することをおすすめします。大切な家族を守るために、今できることから始めてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい