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遺留分侵害額請求を弁護士に相談すべき理由|手続の流れや費用相場を詳しく解説

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遺留分侵害額請求を弁護士に相談すべき理由|手続の流れや費用相場を詳しく解説

遺言書の内容を確認した際、自身の遺留分(法律上保障された最低限の相続分)が侵害されていることが判明した場合、他の相続人や受遺者に対して「遺留分侵害額請求」を行うことができます。しかし、遺留分の算定は非常に複雑であり、親族間での交渉は感情的な対立を招きやすいのが現実です。本記事では、遺留分侵害額請求を弁護士に依頼するメリットや、手続の具体的な流れ、費用相場について解説します。適切な解決を目指すための参考にしてください。

目次

遺留分侵害額請求の基本と弁護士の役割

遺言は亡くなった方の最終的な意思表示として尊重されるものですが、法律は残された家族の生活を保護するため、最低限の相続割合である「遺留分」を認めています。この遺留分が侵害された場合に、不足分を取り戻すためのアクションが遺留分侵害額請求です。

遺留分侵害額請求とは何か

兄弟姉妹以外の相続人(配偶者、子供、父母など)には、相続財産のうち一定の割合を確保する権利があります。遺言によって特定の相続人や第三者に全ての財産が譲渡されるようなケースで、本来受け取れるはずの遺留分に満たない財産しか得られなかった相続人が、侵害された分を金銭で支払うよう請求することを指します。

法改正による「金銭債権化」の重要ポイント

2019年の民法改正により、従来の「遺留分減殺請求」から「遺留分侵害額請求」へと制度が変更されました。以前は不動産などの持ち分を直接取り戻す(現物返還)が原則でしたが、現在は「お金で解決する(金銭債権化)」ことが原則となっています。これにより、不動産の共有状態を避けることが可能になりましたが、一方で「いくらが妥当か」という金銭的評価の争いが増加しています。専門的な視点を持つ弁護士の介入が、より重要視されるようになった要因の一つです。

遺留分侵害額請求を弁護士に依頼する4つのメリット

専門家である弁護士に依頼することで、法的根拠に基づいた適切な解決が可能になります。ここでは主なメリットを4つ紹介します。

正確な遺産調査と遺留分の算定が可能

遺留分の計算は単純ではありません。生前贈与された財産を含める必要があったり、不動産の評価額をどのように設定するかで請求額が大きく変動したりするためです。弁護士は職権を用いた調査や、過去の判例に基づいた不動産評価を行うことで、請求漏れを防ぎ、最大化された適正額を算出します。

直接交渉による精神的負担の軽減

相続問題は当事者同士で話し合うと、過去の感情的なしこりが表面化し、泥沼化する傾向にあります。弁護士が代理人として交渉の窓口になることで、相手方と直接顔を合わせたり、電話で激しいやり取りをしたりする必要がなくなります。これは精神的な安定を保つ上で非常に大きなメリットです。

不当な主張や隠匿財産への対応

相手方が「そんな財産はない」「生前にこれだけ渡したはずだ」と不当な主張をしてくることは少なくありません。弁護士は客観的な証拠を収集し、論理的に反論を組み立てます。また、隠されている可能性がある預貯金や不動産の調査についても、法律的なアプローチで追及が可能です。

調停や訴訟へのスムーズな移行

話し合いで解決しない場合、家庭裁判所での調停や裁判所での訴訟へと発展します。これらの手続には複雑な書面の作成や証拠提出が求められますが、最初から弁護士に依頼していれば、交渉の経緯を踏まえた上で速やかに裁判手続へ移行でき、解決までの期間を短縮できます。

遺留分侵害額請求の手続の流れと期限

遺留分侵害額請求には厳格なタイムリミットが存在します。手続をスムーズに進めるための流れを把握しておきましょう。

時効に注意:1年という短い期限

遺留分侵害額請求権には「時効」があります。相続の開始および遺留分を侵害する贈与・遺贈があったことを知った時から1年以内に行使しなければなりません。この期間を過ぎると、権利が消滅してしまいます。内容証明郵便などで請求の意思表示を確実に行うことが、最初の重要なステップです。

通知から支払いまでのステップ

まずは相手方に対し、内容証明郵便で遺留分侵害額請求の通知を送付します。その後、財産の詳細を照らし合わせながら金額の交渉を行います。合意に至れば合意書を作成し、支払いを受けます。合意できない場合は家庭裁判所へ調停を申し立て、それでも解決しない場合は訴訟へと進みます。この全プロセスにおいて、弁護士のサポートがあることで不備のない対応が可能となります。

弁護士費用の目安と選び方のポイント

弁護士に依頼する際、気になるのが費用です。一般的には「着手金」と、獲得した金額に応じた「報酬金」の2段階構成となっています。着手金は20万円〜50万円程度、報酬金は獲得額の10%〜16%程度が市場の相場ですが、事案の難易度や財産額によって変動します。相談時には必ず見積もりを確認しましょう。

また、弁護士を選ぶ際は、単に費用の安さだけでなく、相続案件の実績が豊富か、説明がわかりやすいか、そして自分の気持ちを汲み取ってくれる信頼関係を築けるかという視点で選ぶことが大切です。

弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所の強み

相続問題の解決には、深い専門知識と豊富な経験が不可欠です。弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所は、これまで多くの遺留分トラブルを解決に導いてきた実績があります。当事務所では、依頼者様一人ひとりの状況に合わせた最適な戦略を立案し、複雑な財産調査から粘り強い交渉、必要に応じた裁判手続までを一貫してサポートいたします。親族間のトラブルに心を痛めている皆様に寄り添い、法的な解決だけでなく、心の平穏を取り戻すお手伝いをすることを大切にしています。

まとめ

遺留分侵害額請求は、本来受け取るべき権利を守るための正当な手続です。しかし、法改正によるルールの変化や短い時効、計算の複雑さなど、個人で対応するにはハードルが高い側面があります。弁護士に相談することで、適正な金額の算出や交渉の代行が可能になり、結果として納得感のある解決を早期に実現できる可能性が高まります。少しでも不安や疑問を感じたら、まずは相続に詳しい弁護士への相談を検討してみてください。

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