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助成金申請は自分で進めるべきか?士業へ依頼するメリットと損をしないための選択基準

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助成金申請は自分で進めるべきか?士業へ依頼するメリットと損をしないための選択基準

中小企業の経営者にとって、厚生労働省などが主導する助成金の活用は、返済不要の資金を確保し、雇用環境を改善するための有効な手段です。しかし、いざ申請を検討する際、多くの担当者が「自分たちで申請できるのか、それとも士業などの専門家に依頼すべきか」という悩みに直面します。コストを抑えたいという思いがある一方で、複雑な手続きや審査の厳しさに不安を感じるケースも少なくありません。本記事では、助成金申請を自社で行う際の現実的なハードルと、社会保険労務士(社労士)などの専門家に依頼することで得られるメリットについて、実務的な視点から詳しく解説します。

目次

助成金申請を自分で行うメリットとデメリット

助成金の申請は、法的には企業が自ら行うことが認められています。そのため、あえて外部の専門家を頼らずに自社で完結させる企業も存在します。まずは、自分たちで申請を行う場合の利点と懸念点を整理しましょう。

最大のメリットは外部コストの抑制

自社で申請を行う最大の魅力は、社労士などの専門家に支払う成功報酬(受給額の15%〜30%程度が一般的)が発生しない点にあります。受給額がそのまま会社の利益となるため、資金繰りに余裕がない初期段階では魅力的な選択肢に見えるかもしれません。また、申請プロセスを経験することで、自社の労務管理に対する理解が深まるという側面も期待できます。

避けて通れない膨大な事務作業の負担

一方で、最大の壁となるのが「時間」と「労力」です。助成金の申請には、事業計画書の作成から就業規則の改定、勤怠管理資料の整備、実績報告書の提出まで、多岐にわたる書類準備が求められます。慣れない作業に従事することで、本来注力すべき本業の生産性が低下してしまうケースは少なくありません。事務担当者が数日、あるいは数週間を費やす人件費を考慮すると、結果として外部に依頼するよりコスト高になってしまう可能性も否定できません。

自社申請で直面しやすい3つの大きなリスク

助成金は、単に書類を出せば通るというものではありません。国が定める厳格な基準を満たす必要があり、自社申請では予期せぬ落とし穴にはまるリスクが常に付きまといます。

最新の受給要件や法改正への対応漏れ

助成金の制度は頻繁に変更され、年度ごとに要件が厳格化したり、廃止されたりすることが珍しくありません。Web上の古い情報を信じて準備を進めた結果、いざ申請しようとした時には対象外になっていたという事例も多いものです。常に最新の公示内容を確認し、自社の状況が合致しているかを精査し続けるのは、専門知識を持たない方にとって極めて困難な作業といえます。

労働関連法規の遵守と就業規則の整備不足

助成金申請の前提条件として、会社が労働基準法などの関連法規を遵守していることが厳しくチェックされます。特に「就業規則」が最新の法改正(有給休暇の義務化や残業代の計算方法など)に対応していない場合、それだけで不支給の原因となります。自分たちで「問題ない」と判断していても、プロの目から見ると不備だらけという状況はよく見受けられます。申請をきっかけに労働局の調査が入り、逆に是正勧告を受けてしまうといった事態も想定されます。

形式不備による「不支給」の決定

助成金の審査は「1円のズレ」や「1文字の誤記」も許されないほど緻密です。例えば、タイムカードの打刻漏れがある、賃金台帳と雇用契約書の記載内容が整合していない、といった些細なミスで不支給が決定します。不支給となった場合、それまで費やした膨大な時間はすべて無駄になり、再申請が不可能な制度も多いため、大きな損失となります。

士業(社労士)に依頼するべきタイミングと判断基準

「自分で行うか、プロに任せるか」の判断基準は、単なる費用の比較だけではありません。会社の成長フェーズや組織の状態に合わせて検討する必要があります。

本業のリソースを最大化したい場合

経営者や役員が直接書類作成に携わっている場合、その時間を営業活動やサービス開発に充てることで、助成金の受給額以上の利益を生み出せるはずです。専門家に任せることで、社内のリソースを「稼ぐための仕事」に集中させることが可能になります。複雑な事務作業をアウトソーシングすることは、経営戦略上の合理的な選択といえます。

確実かつスピーディーな受給を目指す場合

数多くの案件をこなしている社労士は、審査官がどこを見ているか、どのような記載が通りやすいかを熟知しています。自社で試行錯誤しながら進めるよりも、圧倒的に短期間で、かつ高い確率で受給まで導くことができます。また、一度関係を構築すれば、その時々に最適な別の助成金を提案してもらえる「継続的なコンサルティング」を受けられるメリットも大きいです。

株式会社オナーズが提案する助成金活用支援

株式会社オナーズ(社会保険労務士法人)では、企業の持続的な成長を支援するため、単なる申請代行に留まらない包括的なサポートを提供しています。法的に独占業務として申請代行が認められている社労士の立場から、貴社の労務環境を診断し、リスクを排除した上で最適な助成金プランをご提示します。

「自社で申請しようとして挫折した」「どの助成金が対象になるか分からない」といったご不安に対しても、丁寧なヒアリングを通じて最適な解を導き出します。複雑な事務手続きはすべてプロにお任せいただき、経営者の皆様には本来の業務、すなわち組織の発展に専念していただける環境を整えます。

まとめ

助成金申請を自分で行うことは可能ですが、それに伴う時間的コストと不支給のリスクは無視できないほど大きいのが実情です。一方で、士業を活用することは、確実な受給だけでなく、会社の労務基盤を強固にする投資でもあります。コストとベネフィットを冷静に天秤にかけ、自社にとって最も価値のある選択を検討してみてください。助成金の活用を通じて、より良い会社作りを目指すパートナーとして、私たちオナーズが力になります。

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