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司法書士が解説する成年後見制度の仕組みと活用方法|自分らしい生活を守るために

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司法書士が解説する成年後見制度の仕組みと活用方法|自分らしい生活を守るために

認知症や知的障害、精神障害などにより、自分一人で物事を決めることが難しくなった方を支えるのが「成年後見制度」です。この制度を利用することで、本人の権利を守り、財産を適切に管理することが可能になります。しかし、制度の内容が複雑であるため、利用をためらっている方も少なくありません。司法書士法人オナーズでは、専門的な知見から成年後見に関するご相談を幅広く承っております。本記事では、成年後見制度の種類やメリット、具体的な手続きの流れについて分かりやすく説明します。

目次

成年後見制度とは?制度の目的と基本

成年後見制度は、精神上の障害によって判断能力が不十分な方を、法律的に保護し支えるための制度です。本人の代わりに契約を結んだり、不利益な契約を取り消したりすることで、生活をサポートします。

本人の尊厳と権利を守る仕組み

単に財産を管理するだけではなく、本人がその人らしい生活を送れるよう配慮することが、制度の大きな目的の一つです。介護サービスの契約や入所手続きといった「身上保護」も重要な仕事に含まれます。自己決定の尊重という理念に基づき、残された能力を最大限に活かしながら、安心できる暮らしを維持します。

司法書士などの専門家が担う役割

後見人には親族が選ばれることもありますが、親族間でのトラブルがある場合や、管理すべき財産が多岐にわたる場合には、司法書士などの専門家が選任されます。司法書士は法律の専門家として、公正中立な立場で財産管理を行い、家庭裁判所への定期的な報告を義務付けられています。オナーズでは、確かな専門性を持って本人の生活を末長く見守ります。

2つの制度の違い:法定後見と任意後見

成年後見制度には、大きく分けて「法定後見」と「任意後見」の2種類が存在します。利用を開始するタイミングや、後見人を選ぶプロセスが異なります。

判断能力が低下した後に利用する「法定後見」

既に判断能力が不十分な状態にある方が対象です。家庭裁判所が、本人の状況(後見・保佐・補助)に応じて最適な後見人を選任します。誰が後見人になるかを本人が指定することはできませんが、緊急性が高い場合や、既にトラブルが発生している場合に有効な手段となります。

元気なうちに将来に備える「任意後見」

将来、判断能力が低下した場合に備えて、あらかじめ自分が信頼できる人と契約を結んでおく制度です。自分の老後を誰に託すかを自分で決められる点が最大の特長です。公証役場で「任意後見契約」を公正証書で作成しておく必要があり、家族信託などと組み合わせて、より柔軟な資産管理を計画することも可能です。

成年後見制度を利用するメリット

制度を利用することで、振り込め詐欺や不要なリフォーム契約といった消費者被害から本人を守れます。後見人は、本人が結んでしまった不適切な契約を取り消す権利を持っているためです。また、不動産の売却や預貯金の解約など、本人の判断能力がなければ進められない手続きも、後見人が代行することで円滑に進みます。介護施設への入居契約なども代行できるため、家族の負担軽減にもつながります。

知っておきたい注意点とデメリット

一度後見が始まると、原則として本人が亡くなるまで制度が継続します。途中で「必要なくなったからやめる」ということは困難です。また、司法書士などの専門家が後見人に就任した場合、本人の財産から月々の報酬を支払う必要があります。さらに、預貯金の管理に一定の制限がかかるため、家族が自由に本人の資金を使えるわけではないという点も理解しておかなければなりません。

手続きの流れと司法書士への相談

法定後見の場合、まずは本人の住所地を管轄する家庭裁判所へ申立てを行います。医師の診断書や戸籍謄本、財産目録など、準備すべき書類は多岐にわたります。書類に不備があると受理されるまでに時間がかかるため、専門家のアドバイスを受けることが推奨されます。司法書士法人オナーズでは、申立書の作成支援から後見人候補者としての引き受けまで、一貫したサポートを提供しております。

まとめ

成年後見制度は、高齢社会において誰もが直面しうる課題を解決するための強力なツールです。法定後見で現在の困難を解消するか、任意後見で将来の不安を払拭するか、状況に応じた選択が求められます。早めに専門家へ相談することで、本人にとっても家族にとっても、最も幸せな形でのサポート体制を築くことができます。大切な方の権利を守るために、まずは最初の一歩として、オナーズまでお気軽にご連絡ください。

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