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うつ病の労災申請における士業の役割|認定のポイントと社会保険労務士への相談メリット

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うつ病の労災申請における士業の役割|認定のポイントと社会保険労務士への相談メリット

職場での人間関係や過重労働が原因でうつ病を発症した場合、労働災害(労災)として認められる可能性があります。しかし、精神障害の労災認定は身体的な負傷に比べてハードルが高く、個人で申請を行うには多大な時間と精神的負担が伴います。こうした状況において、専門的な知識を持つ士業、特に社会保険労務士のサポートを受けることは、認定率の向上と心身の負担軽減において非常に重要です。本記事では、うつ病の労災申請を士業に依頼するメリットや、認定のための具体的なポイントを詳しく解説します。

目次

うつ病の労災申請が直面する「認定の難しさ」

うつ病などの精神障害で労災が認められるためには、発症が仕事によるものであるという「業務起因性」を明確に証明しなければなりません。骨折や外傷のような身体的災害とは異なり、精神障害は私生活のストレスや個人の性格などが要因として絡み合うため、労働基準監督署の審査も非常に厳格に行われます。

特に、発症の直近6ヶ月間にどのような出来事があったのか、それが厚生労働省の定める基準において「強」の心理的負荷にあたるのかが厳密に問われます。個人の主観だけで「辛かった」と訴えるだけでは認められず、客観的な事実に基づいた主張が必要となります。この客観性の確保こそが、個人申請における最大の難関といえるでしょう。

士業(社会保険労務士)に依頼する具体的なメリット

労災申請の専門家である社会保険労務士(士業)に依頼することで、認定の可能性を最大限に高めることが可能です。

業務起因性の論理的な立証

社会保険労務士は、厚生労働省が定める「専門業務型裁量労働制」や「精神障害の認定基準」を熟知しています。どのようなエピソードが心理的負荷として評価されやすいか、過去の裁決例や裁判例に照らし合わせて分析を行います。個別の事案を法律的な視点で整理し、論理的な申立書を作成する能力は、専門家ならではの強みです。

煩雑な書類作成と証拠収集の負担軽減

うつ病を患っている状態では、細かい書類の記入や、過去の労働時間の集計、業務上のメールやチャット履歴の整理といった作業は極めて困難です。士業に依頼すれば、これら書類作成の大部分を代行できます。適切な証拠が手元にない場合でも、どのような資料をどこから集めるべきか具体的な助言を受けられるため、迷いなく進めることができるでしょう。

会社側との適切な距離感と交渉アドバイス

労災申請にあたって会社側の協力が得られないケースや、逆に会社から圧力を受ける懸念を持つ方は少なくありません。専門家が介在することで、会社に対して法的に正しい手続きを促すことが可能です。本人が直接交渉するストレスを回避しつつ、法的な権利を守りながら手続きを進める体制が整います。

精神障害の労災認定における3つの判断基準

労災認定の可否は、主に以下の3つの要件を総合的に判断して決定されます。士業はこれらの基準を満たしているかを精査します。

1つ目は、認定対象となる精神障害を発症していることです。国際的な診断基準であるICD-10に該当する疾患である必要があります。2つ目は、発症前の概ね6ヶ月間に、業務による強い心理的負荷が認められることです。パワハラ、セクハラ、長時間労働などがここに該当します。3つ目は、業務以外の心理的負荷や個体側要因(既往症や性格傾向)によって発症したものではないと判断されることです。これらのハードルを一つひとつクリアするための主張を組み立てる作業が、申請の核心となります。

労災認定後に検討すべき障害年金の受給

うつ病によって長期間仕事に就けない状態が続く場合、労災保険だけでなく「障害年金」の申請も視野に入れるべきです。労災保険は「仕事が原因」であることが条件ですが、障害年金は原因を問わず、病気やケガによって生活や仕事に制限が出ている場合に支給されます。

労災の給付と障害年金は併給が可能ですが、全額がそのままもらえるわけではなく、一定の調整が行われます。この調整計算は複雑であるため、両方の制度に精通した士業に相談することで、将来的な受給総額の見通しを立てやすくなります。生活の安定を図るためにも、包括的な視点でのアドバイスが不可欠です。

社会保険労務士法人Honorsによる専門的サポート

社会保険労務士法人Honorsでは、うつ病などのメンタルヘルス不調に特化した労災申請および障害年金申請のサポートを行っております。これまで多くの困難な事案を扱ってきた経験を活かし、ご相談者様一人ひとりの状況に寄り添った解決策を提案いたします。

特に「会社とトラブルになりたくない」「証拠が揃っているか不安」といった悩みを持つ方に対して、法的根拠に基づいた安心感のあるサポートを提供します。Webサイトでは、これまでの受給事例や具体的な手続きの流れも公開しておりますので、まずは情報収集の一環としてご覧ください。

まとめ

うつ病での労災申請は、専門知識なしでは非常に厳しい戦いになるのが実情です。認定基準の正確な把握、客観的な証拠の提示、そして粘り強い手続き遂行が求められます。士業という専門家の力を借りることは、単なる事務代行ではなく、正当な権利を守るための投資といえるでしょう。一人で抱え込まず、まずは専門家へ相談することから始めてみてください。

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