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製販分離で会計事務所の生産性を向上させる方法|メリットと導入のステップを解説
製販分離で会計事務所の生産性を向上させる方法|メリットと導入のステップを解説
近年、多くの会計事務所が直面している「深刻な人材不足」と「顧問料の低価格化」という課題。これらを解決する有力な手段として注目されているのが「製販分離」という組織モデルです。製造(記帳・申告書作成)と販売(顧問先対応・経営指導)を分離することで、業務の効率化とサービス品質の向上を同時に実現できます。本記事では、製販分離の基本概念から具体的な導入ステップ、成功のポイントを解説します。
目次
会計事務所における製販分離とは
製販分離とは、会計事務所の業務を「製造(バックオフィス業務)」と「販売(フロントオフィス業務)」に明確に分ける体制を指します。具体的には、仕訳入力や決算書作成などの作業を「製造部門」が担当し、顧問先への訪問や経営アドバイス、新規提案を「販売部門(コンサルタント)」が担当します。
従来、一人の担当者が記帳から巡回監査まで全てを完結させる「製販一体」が一般的でした。しかし、中小企業庁の「中小企業白書」によれば、サービス業全般において付加価値の高い業務への集中が労働生産性向上の鍵とされており(出典:中小企業庁)、会計業界においても分業による効率化が求められています。
製販分離を導入する3つのメリット
1. 業務の標準化と品質の安定
属人化していた業務を分解・整理することで、誰でも同じ品質で作業ができる「標準化」が進みます。これにより、担当者による成果物のばらつきを抑えることが可能です。
2. 労働生産性の向上
入力作業などの定型業務を製造部門に集約することで、作業スピードが向上します。フロント担当者は顧客対応に専念できるため、より付加価値の高い提案活動が可能になります。
3. 採用・教育コストの抑制
全ての業務を完璧にこなせる「万能型」の人材を採用するのは困難です。製販分離により、事務処理に特化した人材やコミュニケーションに長けた人材など、職種を絞った採用・育成が可能になります。
製販分離を成功させるための導入ステップ
まずは、現在事務所で行っている全ての業務を洗い出し、可視化することから始めます。どの業務が「製造」で、どの業務が「販売」に該当するのかを定義し、マニュアル化を進めます。
次に、ITツールの活用が不可欠です。クラウド会計ソフトや製販をつなぐワークフローシステムを導入し、部門間の情報共有をスムーズに行える環境を整えます。特に、製販分離の障壁となる「情報の伝達漏れ」を防ぐためのルール作りが重要です。
株式会社オーナズによる製販分離・BPO支援
株式会社オーナズでは、会計事務所の組織設計やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を通じた製販分離の支援を行っています。所内の体制変更だけでは人材確保が追いつかない場合、専門のBPOセンターを活用することで、固定費を抑えながら迅速に製販分離体制を構築することが可能です。当社のサービスは、単なる記帳代行ではなく、事務所全体の生産性向上を目的とした戦略的なパートナーシップを提供します。
まとめ
製販分離は、会計事務所が将来にわたって持続的な成長を遂げるための重要な戦略です。分業体制を整えることで、スタッフの働きやすさと顧客満足度の向上を両立できます。一足飛びに全ての業務を分けるのではなく、一部の業務や特定の顧問先からスモールスタートで導入していくことをお勧めします。
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