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行政書士と社労士の違いとは?業務範囲と併用するメリットを詳しく解説

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行政書士と社労士の違いとは?業務範囲と併用するメリットを詳しく解説

会社を経営していく上で、行政書士や社会保険労務士(社労士)といった専門家の助けが必要になる場面は数多くあります。しかし、どちらの専門家に何を依頼すべきか、その境界線が曖昧だと感じる方も少なくありません。特に新規事業の立ち上げや従業員の雇用が発生した際、適切な相談先を間違えると、手続きの遅延や法的なリスクを招く恐れがあります。本記事では、行政書士と社労士の決定的な違いを整理し、双方の専門性を活かすことで得られる経営上のメリットについて詳しく解説します。

目次

行政書士と社労士の役割と業務範囲の違い

行政書士と社労士は、どちらも国家資格者として書類作成や申請代行を行いますが、その対象となる法律や提出先が根本的に異なります。まずはそれぞれの専門領域を正しく理解しましょう。

行政書士の主な仕事:許認可と権利義務

行政書士は、主に行政庁に提出する許認可申請書類の作成を専門としています。建設業許可や産業廃棄物収集運搬業許可、さらには飲食店営業許可など、事業を始めるために必要な「パスポート」を取得するのが役割です。また、会社設立時の定款作成や、契約書の作成といった民間の権利義務に関する書類作成も担います。事業の器を作り、法的効力を持たせる専門家といえるでしょう。

社労士の主な仕事:労働環境と社会保険

社労士(社会保険労務士)は、労働・社会保険諸法令に基づき、企業の人事・労務管理をサポートする専門家です。従業員の入退社に伴う健康保険や厚生年金の加入手続き、就業規則の作成、給与計算などが主な業務となります。また、働き方改革への対応や、雇用を維持するための助成金申請も得意分野です。組織の内部環境を整え、働く人と企業の持続的な成長を支える役割を担っています。

ビジネスの場面別・どちらに相談すべきかの判断基準

具体的なシチュエーションに応じて、窓口となる専門家を使い分ける必要があります。ここでは代表的な二つの場面を紹介します。

会社設立や新規事業を開始する場合

新たに会社を立ち上げる際や、新業態に進出する場合は行政書士の出番です。例えば、介護事業を始めるには「介護保険法に基づく指定申請」が必要であり、建設業なら「建設業許可」が不可欠となります。これらの申請は煩雑であり、要件の確認から図面の作成まで多岐にわたるため、行政書士に依頼することで確実な認可取得が可能となります。

従業員の採用や労務トラブルに対応する場合

事業が軌道に乗り、初めて従業員を雇用することになったなら、社労士へ相談しましょう。雇用契約書の締結や、労働基準法に則った就業規則の整備は、将来的な労務リスクを回避するために極めて重要です。また、残業代の計算やハラスメント防止対策など、現場の運用に即した実務的なアドバイスは社労士ならではの強みです。

行政書士と社労士の両方に依頼するメリット

近年、多くの企業では行政書士と社労士の機能を併せ持つ事務所、あるいは強力に連携しているパートナーを選ぶ傾向にあります。なぜ両方の視点が必要なのでしょうか。

ワンストップ対応によるスピードとコストの最適化

許認可申請と労務管理は密接に関係しています。例えば、特定の営業許可を取得する条件として、適切な社会保険への加入が義務付けられているケースは少なくありません。行政書士と社労士が連携していれば、情報の共有がスムーズに行われ、二重の説明や書類の重複提出を防ぐことができます。これにより、経営者は本業に集中できる時間が増加し、トータルでのコスト削減にもつながります。

助成金活用と経営戦略の連動

助成金の多くは、厚生労働省が管轄する雇用に関するものです。しかし、その申請には会社自体の法的な体制が整っていることが前提となります。行政書士が事業計画を支援し、社労士が労働環境を整えることで、助成金の受給可能性は飛躍的に高まります。単なる手続き代行に留まらず、経営戦略に基づいた資金調達と組織作りを同時に進められる点が、ダブルライセンスや専門家チームに依頼する最大の利点です。

Honors(オナーズ)が提供する包括的サポート

行政書士法人・社会保険労務士法人を擁するHonors(オナーズ)では、これら二つの専門領域を融合させたシームレスなサービスを提供しています。企業のライフサイクルに合わせて、創業時の許認可取得から、成長期の労務基盤構築、さらには補助金・助成金の活用まで一気通貫でサポートいたします。各分野のプロフェッショナルが連携することで、個別の課題解決だけでなく、経営全体の最適化を目指したご提案が可能です。複雑化する現代の経営環境において、法的リスクを守りつつ攻めの経営を支えるパートナーとして、私たちが伴走いたします。

まとめ

行政書士は「事業の許認可」という外部向けの手続きを、社労士は「労務・社会保険」という内部向けの基盤構築を担います。両者は役割こそ違いますが、企業の安定した成長には欠かせない両輪のような存在です。自社のフェーズに合わせて最適な専門家を選び、時には両方の知見を組み合わせることで、より強固な経営基盤を築くことができるでしょう。もし相談先に迷われているのであれば、まずは総合的なサポート体制を持つ専門家集団へ問い合わせてみることをおすすめします。

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