お知らせNEWS

士業は定年がなくて辛い?高齢まで働き続ける現実と負担を減らす方法

Honors

士業は定年がなくて辛い?高齢まで働き続ける現実と負担を減らす方法

士業の世界には一般的な会社員のような定年制がほとんどなく、生涯現役で働けることが魅力の一つとされています。しかし、実際に現場で働く方々の中には「定年がないのが逆に辛い」「いつまでこの激務を続けなければならないのか」と不安を感じる声も少なくありません。本記事では、士業に定年がない実態とその背景、そして高齢期に感じる負担を軽減するための具体的なキャリア戦略について解説します。

目次

士業の定年事情と「生涯現役」の裏側にある課題

士業、特に税理士や公認会計士、弁護士などの資格職は、個人事務所を営む場合やパートナーとして参画する場合、明確な定年が設定されていないことが一般的です。日本税理士会連合会が実施した「第6回税理士実態調査(2024年発表)」によると、税理士の登録者のうち60歳以上が過半数を占めており、70歳代や80歳代で現役を続けているケースも珍しくありません(出典:日本税理士会連合会)。このように、知識と経験さえあれば長く働ける環境は大きな強みですが、それは同時に「自分で引退の時期を決めなければならない」という重責を伴います。特に後継者が不在の事務所では、顧客への責任感から引退したくても辞められないというジレンマに陥るケースが多く見られます。

なぜ「定年がないのが辛い」と感じるのか?主な3つの要因

士業の方が高齢になってから「辛い」と感じる要因は、主に以下の3点に集約されます。第一に、身体的な衰えと業務負担の乖離です。士業の業務は緻密な計算や膨大な資料確認、頻繁な法改正への対応が求められます。視力の低下や集中力の持続が困難になる中で、最新のデジタル技術(電子申告やクラウド会計など)へのキャッチアップが追い付かず、心理的ストレスが増大する傾向にあります。第二に、責任の重さです。ミスが許されない業務特性上、高齢になっても常に緊張感を強いられることは精神的な負担となります。第三に、顧客との年齢差です。顧問先の代替わりが進む中で、若い経営者とのコミュニケーションに壁を感じ、自身の介在価値に疑問を持ってしまうことも「辛さ」に拍車をかけます。

高齢になっても無理なく働き続けるための解決策

定年がないというメリットを活かしつつ、「辛さ」を解消するためには、働き方のシフトチェンジが不可欠です。まず検討すべきは、業務のDX化(デジタルトランスフォーメーション)の推進や、事務スタッフへの権限譲渡です。全ての業務を自分一人で抱え込まず、仕組み化することで実務負担を軽減できます。また、後継者問題に直面している場合は、早めに事業承継やM&Aを検討することも一つの手です。HONORS株式会社では、士業の方々のキャリア支援や事務所の持続可能性に関する相談も承っております。早い段階で自身のキャリパスを再設計し、体力に合わせた業務量にコントロールすることで、精神的なゆとりを持って「生涯現役」を楽しむことが可能になります。

まとめ

士業に定年がないことは、経済的な安定や社会貢献を長く続けられる素晴らしい権利ですが、準備なしに高齢期を迎えると「辛い」現実が待ち受けています。自身の健康状態やライフスタイルに合わせて、柔軟に働き方を変えていく勇気が必要です。無理に従来の働き方に固執せず、外部の専門家やサービスを活用しながら、納得のいくキャリアの着地点を見つけましょう。

関連記事