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標的型攻撃メールの具体事例と対策|巧妙化する手口から組織を守る手法

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標的型攻撃メールの具体事例と対策|巧妙化する手口から組織を守る手法

近年、特定の企業や組織を狙った標的型攻撃メールの被害が深刻化しています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2024」においても、組織編の第3位に「標的型攻撃による機密情報の窃取」がランクインしており、その巧妙さは増すばかりです(出典:IPA)。本記事では、実際に発生した事例をもとに、標的型攻撃メールの手口と組織が講じるべき具体的な対策について解説します。

目次

標的型攻撃メールの主な事例と手口

標的型攻撃メールは、受信者が思わず開封してしまうような巧妙な内容で送られてきます。代表的な事例として、公的機関や取引先を装った「業務連絡」が挙げられます。例えば、新型コロナウイルス感染症に関連する注意喚起や、税務署を装った差押情報の通知、さらには「Emotet(エモテット)」のように、過去にやり取りしたメールの返信を装ってウイルス付着ファイルを送り付ける手法が確認されています(出典:IPA 標的型攻撃メールの対策)。これらのメールは、一見しただけでは正規のメールと区別がつかないほど精巧に作成されています。添付ファイルを開封したり、本文中のリンクをクリックしたりすることで、端末がマルウェアに感染し、機密情報の漏洩やシステム破壊を招く恐れがあります。

攻撃を見分けるためのチェックポイント

攻撃を未然に防ぐためには、メールの違和感に気づくことが重要です。まずは送信元メールアドレスを詳細に確認してください。表示名が知人の名前であっても、実際のメールアドレスが全く異なるドメインであったり、フリーメールアドレスが使用されていたりする場合は注意が必要です。また、本文に不自然な日本語が含まれている、あるいは「至急確認してください」といった受信者の焦りを誘う表現がある場合も、標的型攻撃の可能性があります。添付ファイルの拡張子が「.exe」や「.scr」などの実行形式である場合や、パスワード付きZIPファイルが送られてくるケースも、慎重な対応が求められます。株式会社オーナーズでは、こうした脅威に対する従業員の意識向上を支援しています。

組織として取り組むべき防御策

技術的な対策だけでなく、人的な対策を組み合わせることが不可欠です。組織全体で取り組むべき主な対策は以下の通りです。まず、OSやソフトウェアを常に最新の状態にアップデートし、既知の脆弱性を解消しておくことが基本です。その上で、不審なメールを受け取った際の報告ルートを明確にし、迅速に情報共有が行われる体制を構築してください。さらに、従業員一人ひとりが攻撃の手口を理解し、適切に対処できるよう、標的型攻撃メール訓練を実施することが極めて有効です。株式会社オーナーズが提供する標的型メール訓練サービス「M-S-G」では、最新の攻撃トレンドを反映した訓練用メールを使用し、組織の対応力を実践的に向上させることが可能です。

まとめ

標的型攻撃メールは日々進化しており、完全に防ぐことは困難です。しかし、過去の事例を学び、攻撃の手口を知ることで、被害を最小限に抑えることができます。技術的対策の強化とともに、訓練を通じたリテラシー向上を図ることが、組織の安全を守る鍵となります。自社のセキュリティ体制に不安がある場合は、専門家のアドバイスを受けることも検討しましょう。

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