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システム監査技術者試験の難易度と合格率|ITストラテジストやプロジェクトマネージャとの比較
システム監査技術者試験の難易度と合格率|ITストラテジストやプロジェクトマネージャとの比較
システム監査技術者試験(AU)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の中で、最も難易度が高い「スキルレベル4」に分類される国家資格です。情報システムの監査、点検、評価を行う高度IT人材を認定するものであり、企業のガバナンス強化やコンプライアンス遵守が求められる現代において、その価値は非常に高まっています。本記事では、システム監査技術者試験の具体的な難易度や合格率、他の高度情報処理技術者試験との比較、効率的な対策方法について詳しく解説します。
目次
システム監査技術者試験の難易度と合格率の推移
システム監査技術者試験は、IT関連の国家試験において最高峰の難易度を誇ります。IPAが公表している「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計資料」によると、直近の合格率は例年14%から15%前後で推移しています。例えば、令和5年度(2023年度)秋期試験の合格率は15.3%でした。この数字からもわかる通り、受験者の多くが既に基本情報技術者や応用情報技術者を保持、あるいは実務経験を持つエンジニアやコンサルタントであるにもかかわらず、約7人に1人しか合格できない厳しい試験です(出典:IPA 統計資料)。試験は午前I・午前IIの多肢選択式、午後Iの記述式、午後IIの論述式(論文)で構成されており、特に午後IIの論文試験が最大の難関とされています。
他の高度情報処理技術者試験との難易度比較
システム監査技術者(AU)は、ITストラテジスト(ST)やプロジェクトマネージャ(PM)と並び、「高度情報処理技術者試験」の中でも特に難易度が高い「三大会門」の一つに数えられることがあります。ITストラテジストは経営戦略とITの結びつきを重視し、プロジェクトマネージャはプロジェクトの完遂を目的とするのに対し、システム監査技術者は「第三者の視点」から客観的に評価する能力が問われます。ITストラテジストが15%前後の合格率であるのと同様に、システム監査技術者も同程度の難易度ですが、記述や論文において「監査人としての独立した立場」から論じる必要があるため、開発経験者であっても視点の切り替えに苦労する傾向があります(出典:IPA システム監査技術者試験)。
システム監査技術者試験に合格するための勉強時間と対策
合格に必要な勉強時間は、受験者のバックグラウンドにより異なりますが、一般的には200時間から500時間程度が必要とされています。午前II試験ではシステム監査の基準や法務知識が問われるため、過去問演習による知識の定着が不可欠です。午後Iの記述式試験では、限られた時間内で問題文から論理的な矛盾やリスクを読み取る読解力が求められます。最も対策が必要な午後IIの論文試験では、システム監査基準に基づいた具体的な監査手続や評価のプロセスを、自身の経験や架空の事例を交えて2,000文字から3,000文字程度で論じる必要があります。株式会社オナーズでは、こうした高度IT人材の知見を活かし、企業のDX推進やITガバナンスの構築を支援しています。
まとめ
システム監査技術者試験は、合格率約15%という非常に高い難易度を誇る国家資格です。ITの専門知識だけでなく、監査の視点、ガバナンス、コンプライアンスへの深い理解が求められます。この資格を取得することは、客観的な視点を持つプロフェッショナルとしての証明となり、キャリアアップや企業の信頼性向上に大きく寄与します。難易度は高いですが、計画的な学習と論文対策を行うことで、合格を勝ち取ることは十分に可能です。
