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米国公認会計士(USCPA)の難易度は?合格率や必要な学習時間、日本の公認会計士との違いを解説

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米国公認会計士(USCPA)の難易度は?合格率や必要な学習時間、日本の公認会計士との違いを解説

グローバルに活躍できる会計プロフェッショナルとして注目を集める米国公認会計士(USCPA)。キャリアアップや転職のために取得を検討する際、最も気になるのが試験の難易度です。本記事では、最新の合格率データや学習時間の目安、日本の公認会計士試験との比較を通じて、USCPAの難易度の実態を詳しく解説します。株式会社Honorsでは、USCPA取得後のキャリア形成やライセンス登録のサポートを行っており、専門的な知見から試験の性質を紐解きます。

目次

USCPA試験の難易度と合格率の推移

USCPA試験は、科目ごとに合格を目指す科目合格制を採用しています。全米州政府会計士委員会(NASBA)および米国公認会計士協会(AICPA)が公表しているデータによると、各科目の合格率は概ね45%〜60%の間で推移しています。例えば、2023年第4四半期のデータでは、AUD(監査および証明業務)が47.82%、FAR(財務会計)が41.92%、REG(諸法規)が59.19%となっています(出典:AICPA公式データ)。日本の公認会計士試験の最終合格率が例年10%前後であることを考えると、数字上はUSCPAの方が合格しやすい傾向にあります。しかし、これは受験者の多くが既に会計の基礎知識を持っている、あるいは実務経験者であるという背景も考慮する必要があります。

合格までに必要な学習時間と期間

一般的に、USCPA試験の全4科目に合格するために必要な学習時間は1,000時間から1,500時間程度とされています。学習期間としては、社会人が仕事をしながら取り組む場合、1年から1年半程度を見込むのが一般的です。各科目別の目安としては、FAR(財務会計)が最も多く約400〜500時間、次いでAUD(監査)とREG(法規)がそれぞれ300〜400時間程度必要です。ただし、大学で会計学を専攻していた方や、既に簿記2級以上の知識がある方は、基礎学習の時間を大幅に短縮できる可能性があります。

日本の公認会計士試験との難易度比較

日本の公認会計士試験とUSCPAは、難易度の「質」が異なります。日本の試験は相対評価であり、受験者の中での上位入賞を目指す「落とすための試験」としての側面が強いのが特徴です。一方、USCPAは絶対評価に近い形式であり、各科目で75点以上のスコアを獲得すれば合格となります。つまり、周囲のレベルに関わらず、基準を満たせば合格できる仕組みです。また、日本の試験は広範な記述式問題が含まれますが、USCPAは多肢選択式(Multiple Choice)と事例形式の問題(Task-Based Simulations)が中心です。問題自体の専門性は日本の方が高いとされる一方で、USCPAは英語で会計概念を理解し、迅速に解くスピード感が求められます。

USCPA試験の難易度を左右する3つの要因

USCPAの難易度を感じさせる主な要因は以下の3点です。第一に「英語力」です。問題文はすべて英語であり、専門用語を正確に把握する読解力が不可欠です。第二に「受験資格の複雑さ」です。米国各州によって求められる学歴要件(学位や会計・ビジネス単位数)が異なり、試験を受ける前の書類審査に時間がかかる場合があります。株式会社Honorsでは、こうした煩雑なライセンス登録手続きの代行やアドバイスを行い、受験者が学習に専念できる環境を支援しています。第三に「18ヶ月ルール」です。最初の科目合格から18ヶ月(州によっては延長措置あり)以内に全科目に合格しなければ、古い合格実績が失効するため、計画的な学習スケジュールが求められます。

まとめ

米国公認会計士(USCPA)の難易度は、日本の公認会計士試験と比較すると合格率が高く、社会人が働きながら挑戦しやすい試験といえます。しかし、1,000時間以上の継続的な学習と、英語での専門知識の習得は決して容易ではありません。効率的に合格を目指すには、自身の学歴要件を把握し、無理のないスケジューリングを行うことが重要です。試験合格後のライセンス取得やキャリア展開についても、専門のサポートを活用しながら着実に準備を進めていきましょう。

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