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懲戒解雇の手続きと重責解雇の判断基準|適正な労務管理の進め方

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懲戒解雇の手続きと重責解雇の判断基準|適正な労務管理の進め方

懲戒解雇は企業が行う懲戒処分の中で最も重い処分であり、労働者に与える不利益が極めて大きいため、法的に厳格な手続きと合理性が求められます。手続きに不備がある場合、解雇無効として訴訟リスクに発展する可能性も否定できません。本記事では、懲戒解雇を適正に進めるための手順や、雇用保険上の「重責解雇」として扱われる際の注意点について、社会保険労務士法人オナーズの視点から解説します。

目次

懲戒解雇の有効性を左右する法的要件

懲戒解雇が法的に有効と認められるためには、労働契約法第15条に基づき、客観的に合理的な理由があり、かつ社会通念上相当であると認められる必要があります。具体的には、就業規則に懲戒の種別および事由が明記されていることが大前提です(出典:e-Gov法令検索 労働契約法)。過去の判例においても、事前の告知や弁明の機会がない解雇は、権利の濫用とみなされる傾向があります。社会保険労務士法人オナーズでは、こうした法的リスクを回避するための就業規則整備や運用のアドバイスを行っています。

適正な懲戒解雇手続きの5ステップ

懲戒解雇を検討する際は、以下のステップを慎重に踏む必要があります。まず、対象となる事案の事実関係を客観的な証拠に基づいて調査します。次に、就業規則の懲戒規定に該当するかを確認し、対象者本人に対して「弁明の機会」を与えなければなりません。これは、企業側が見落としている事情がないかを確認する重要なプロセスです。その後、懲戒委員会の開催などを経て処分を決定し、解雇予告通知書または解雇予告除外認定を受けた上での即時解雇通知を行います。手続きの透明性を確保することが、後の紛争防止に直結します。

「重責解雇」が雇用保険の給付に与える影響

実務上、懲戒解雇と関連して重要になるのが雇用保険における「重責解雇」の扱いです。離職理由が「自己の責に帰すべき重大な理由による解雇」と判断された場合、失業給付(基本手当)の受給において2ヶ月から3ヶ月の給付制限期間が適用されます(出典:厚生労働省 離職理由の判定基準)。ハローワークに対しては、離職票とともに解雇予告通知書や就業規則の写しを提出し、重責解雇に該当することを疎明示を行う必要があります。判断基準は行政によって厳格に定められており、単なる能力不足や軽微な規律違反では認められない点に注意が必要です。

まとめ

懲戒解雇は、企業の規律を維持するために必要な手段ですが、一歩間違えれば多大な経営リスクを招きます。適正な手続きの遵守と、重責解雇としての妥当性を慎重に見極めることが不可欠です。労務管理におけるトラブル未然防止や、万が一の事案への対応については、専門家である社会保険労務士法人オナーズへご相談ください。貴社の状況に応じた最適な解決策を提案いたします。

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