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過労死ラインと残業時間の具体的な基準とは?企業が取り組むべき労働時間管理のポイント
過労死ラインと残業時間の具体的な基準とは?企業が取り組むべき労働時間管理のポイント
従業員の健康を守り、過労死を防ぐための労働時間の基準として「過労死ライン」という言葉が広く知られています。企業には従業員が心身ともに健康に働ける環境を整える義務があり、この基準を超えた長時間労働は重大なリスクを伴います。本記事では、厚生労働省の指針に基づく過労死ラインの具体的な時間数や、2019年から順次施行されている残業時間の上限規制について詳しく解説します。株式会社オナーズでは、企業の健全な労務管理を支援するための専門的なアドバイスを提供しています。
目次
過労死ラインの具体的な基準(80時間・100時間)
過労死ラインとは、健康障害と長時間労働の因果関係が強いと判断される残業時間の目安です。厚生労働省の認定基準によれば、以下のいずれかに該当する場合、業務と発症の関連性が強いとみなされます。一つ目は、発症前1か月間に概ね100時間を超える時間外・休日労働が認められる場合。二つ目は、発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たり概ね80時間を超える時間外・休日労働が認められる場合です(出典:厚生労働省|過労死等防止対策等)。これらの数値はあくまで目安ですが、これに達しない場合でも、不規則な勤務や深夜業、精神的負荷が認められる場合は総合的に判断されます。
残業時間の上限規制と企業の安全配慮義務
働き方改革関連法の施行により、残業時間には罰則付きの上限が設けられました。原則として月45時間、年360時間までとされており、特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)を遵守しなければなりません。企業には「安全配慮義務」があり、従業員の生命や身体の安全を確保するよう配慮する法律上の義務を負っています。過労死ラインを超える労働が常態化している場合、この義務を怠っているとみなされ、万が一の事態が発生した際には損害賠償責任を問われる可能性があります。株式会社オナーズでは、法改正に対応した就業規則の整備や運用のアドバイスを行っています。
適切な労務管理のために企業ができる対策
過労死ラインを超えないためには、まず正確な労働時間の把握が不可欠です。客観的な記録による労働時間の集計を行い、残業時間が特定の個人に偏っていないかを定期的にチェックする必要があります。もし上限に近づいている従業員がいる場合は、業務分担の見直しやノー残業デーの導入、産業医による面接指導の実施などの対策を講じることが求められます。また、メンタルヘルス対策としてのストレスチェックの実施や、有給休暇の取得促進も有効な手段です。専門的な知見が必要な場合は、社会保険労務士などの外部専門家と連携し、組織全体の労務コンプライアンスを高めることが重要です。
まとめ
過労死ライン(月80時間・100時間)は、従業員の命を守るための最後の防波堤です。企業は法的な上限規制を遵守するだけでなく、従業員が健康に働ける職場環境を構築することが、中長期的な企業の発展につながります。労働時間管理や就業規則の見直しについて課題を感じている企業様は、専門家によるサポートを検討してみてはいかがでしょうか。株式会社オナーズは、豊富な実務経験に基づき、それぞれの企業に適した労務管理ソリューションを提案いたします。
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