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給与所得者等再生の手続きと条件|小規模個人再生との違いを徹底解説
給与所得者等再生の手続きと条件|小規模個人再生との違いを徹底解説
多額の借金に悩みながらも、自宅を手放さずに解決したいと考える方にとって、個人再生は有効な選択肢です。個人再生には「小規模個人再生」と「給与所得者等再生」の2つの形式がありますが、会社員や公務員などの安定した収入がある方に特化した仕組みが給与所得者等再生です。本記事では、給与所得者等再生の仕組みから利用条件、小規模個人再生との違い、具体的なメリット・デメリットまで、Honorsが詳しく解説します。借金問題の解決に向けた第一歩として、自身の状況に最適な手続きを理解しましょう。
目次
- 給与所得者等再生の基本的な仕組み
- 小規模個人再生との決定的な違い
- 給与所得者等再生を利用するための条件
- 給与所得者等再生の大きなメリット
- 注意すべきデメリットとリスク
- 手続きの流れと必要期間
- Honorsが提案する最適な債務整理
- まとめ
給与所得者等再生の基本的な仕組み
給与所得者等再生とは、民事再生法に基づき、主に会社員や公務員など「将来の収入を確実かつ容易に把握できる」人を対象とした個人再生の手続きです。この手続きの最大の特徴は、借金を大幅に減額したうえで、原則として3年間(最長5年間)で分割返済していく点にあります。住宅ローン特則(住宅資金特別条項)を利用すれば、住宅ローンはそのまま支払い続けることで、マイホームを維持したまま他の借金を整理することが可能です。
小規模個人再生との決定的な違い
個人再生を検討する際、小規模個人再生とどちらを選ぶべきか迷うケースが多く見られます。両者の主な違いは「債権者の同意」と「返済額」にあります。
債権者の同意が不要である点
小規模個人再生の場合、再生計画案に対して債権者の半数以上、または債権額の合計が2分の1を超える反対があった場合、手続きが不認可となります。しかし、給与所得者等再生では、債権者の同意手続きが省略されます。特定の金融機関やカード会社が強硬に反対することが予想される場合には、給与所得者等再生を選択するケースが一般的です。
返済額の算出方法の違い
小規模個人再生の返済額は「最低弁済額」と「清算価値(保有資産の総額)」のいずれか高い方となります。一方、給与所得者等再生ではこれらに加え、「可処分所得の2年分」という基準が追加されます。この3つのうち、最も高い金額を返済しなければならないため、一般的には小規模個人再生よりも返済額が高くなる傾向があります。
給与所得者等再生を利用するための条件
給与所得者等再生を利用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。まず、借金総額(住宅ローンを除く)が5,000万円以下であることです。次に、将来において継続的に、かつ安定した収入を得る見込みがあることが求められます。具体的には、給与などの定期的な収入の変動が少なく、かつ小規模個人再生の利用条件も満たしている必要があります。さらに、過去7年以内に給与所得者等再生の認可決定や破産の免責決定を受けていないことも要件となります。
給与所得者等再生の大きなメリット
最大のメリットは、債権者の反対によって手続きが頓挫するリスクがないことです。特定の債権者が反対意見を出す可能性が高い状況でも、裁判所が認可すれば借金の減額が可能になります。また、自己破産とは異なり、資格制限が発生しないため、警備員や保険外交員などの仕事に従事している方も、職を失うことなく手続きを進められます。財産を強制的に処分されることもないため、車や家を残せる可能性がある点も大きな魅力です。
注意すべきデメリットとリスク
最も考慮すべきデメリットは、返済額が増える可能性がある点です。可処分所得(年収から税金や最低限の生活費を差し引いた額)の2年分を返済基準とするため、高収入の方や家族構成によっては、減額の幅が小さくなってしまいます。また、ブラックリスト(信用情報機関への登録)に掲載されることは避けられず、手続き後5年から10年程度は、新たな借り入れやクレジットカードの発行が困難になります。官報に氏名や住所が掲載されることも事実ですが、一般の人が官報を日常的にチェックすることは稀です。
手続きの流れと期間
手続きを開始するには、まず管轄の地方裁判所へ申し立てを行います。裁判所が再生手続開始決定を下した後、債権額の確定を経て、再生計画案を作成・提出します。給与所得者等再生の場合、債権者の意見聴取は行われますが、同意の決議はありません。裁判所が再生計画を認可し、その決定が確定すれば、減額された借金の返済が始まります。申し立てから認可決定の確定までには、通常半年から1年程度の期間を要します。
Honorsが提案する最適な債務整理
借金問題の解決には、個々の収支状況や債権者の性質を正確に把握した上での判断が不可欠です。Honorsでは、Webでの情報収集だけでは判断しにくい「どの手続きが最も有利か」という問いに対して、専門的な見地から最適なアドバイスを提供しています。給与所得者等再生を選ぶべきか、あるいは小規模個人再生や任意整理の方が負担を軽減できるのか、一人ひとりのライフプランに寄り添った解決策を共に導き出します。
まとめ
給与所得者等再生は、安定した収入がある会社員にとって、債権者の反対を気にせず借金を大幅に減らせる強力な手続きです。返済額が小規模個人再生より高くなる可能性があるものの、確実に借金問題を解決したい場合には有力な選択肢となります。借金の返済で生活が困窮している方は、手遅れになる前に適切な対応を検討することが重要です。Honorsでは、将来を見据えた無理のない再建をサポートします。
