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法テラスの立替金償還の仕組みとは?支払えない場合の対処法や免除の条件を解説
法テラスの立替金償還の仕組みとは?支払えない場合の対処法や免除の条件を解説
法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助制度を利用すると、弁護士費用や司法書士費用を一時的に立て替えてもらえます。しかし、この「立替金」はあくまで借入金であり、後日法テラスへ返済しなければなりません。この返済手続きを「償還(しょうかん)」と呼びます。本記事では、償還の具体的な方法や月々の支払額、返済が困難な際の免除制度について、honorsが詳しく解説します。生活再建に向けた法的支援を円滑に活用するための知識を深めてください。
目次
法テラスの「償還」とは?制度の基本構造
法テラスの民事法律扶助制度は、経済的に余裕がない方が法的トラブルを解決するために提供される公的な支援です。この制度の根幹にあるのが「償還」という仕組みとなります。
民事法律扶助制度による費用の立替
弁護士や司法書士に依頼する際、通常は着手金や実費が必要です。法テラスはこれらの費用を申込者に代わって法律家へ支払います。これは給付ではなく「貸付」にあたるため、利用者は原則として全額を返さなければなりません。立替の対象には、訴訟費用、調停費用、債務整理の事務手数料などが含まれます。
償還が開始されるタイミング
多くの場合、法テラスが弁護士等への支払いを決定した翌々月から償還が始まります。事件が進行中であっても、分割での返済を継続するのがルールです。ただし、生活状況によっては開始時期の調整が認められる場合もあります。
月々の償還金額と支払い方法の詳細
償還は利用者の家計を圧迫しないよう、無理のない範囲で設定されるのが一般的です。具体的な金額設定には、一定の基準が存在します。
標準的な月額と分割回数
月々の返済額は、原則として5,000円から10,000円程度に設定されます。債務整理を依頼した場合は、借金の返済原資を確保する必要があるため、家計状況に応じた柔軟な設定がなされます。立替総額が20万円であれば、月々5,000円の支払いで40回(3年4ヶ月)かけて完済を目指す形となります。
口座振替による自動引き落とし
支払い方法は利便性を考慮し、指定の銀行口座からの自動引き落としが推奨されています。振込手数料を利用者が負担する必要がないため、経済的なメリットも大きいです。引き落とし日は毎月26日(金融機関が休業日の場合は翌営業日)と定められています。
償還金の支払いが免除・猶予される要件
法テラスの制度には、社会的弱者を守るためのセーフティネットが用意されています。特定の条件を満たせば、償還義務が免除または猶予される可能性があります。
生活保護受給者に対する免除制度
事件終了時に生活保護を受給している場合、申請により立替金の償還が免除される仕組みがあります。これは、生活保護費から借金を返済することを禁じる生活保護法の趣旨に沿った運用です。ただし、自動的に免除されるわけではなく、所定の書類を法テラスへ提出しなければなりません。
資力回復が困難な場合の償還猶予
生活保護を受給していなくても、病気や失業によって著しく収入が減少した際には、償還の猶予が認められるケースがあります。猶予期間中は支払いを一時的にストップし、生活の立て直しを優先できます。一定期間経過後も資力が回復しない場合、特別な事情を考慮して免除が検討されることもあります。
償還金が支払えなくなった時のリスクと対処法
無断で償還を停止すると、法テラスから督促状が届きます。これを放置し続けると、残金の一括請求が行われたり、法的措置による給与差し押さえなどに発展したりする恐れがあります。もし支払いが困難になったら、すぐに管轄の法テラス地方事務所へ連絡してください。honorsでは、このような公的サービスの利用に際しての不明点や、その後の生活再建に関する相談を受け付けています。支払えない事情を誠実に説明し、納付期限の延長や月額の減額交渉を行うのが最善の策です。
まとめ
法テラスの償還制度は、低所得者でも法的な解決を得られるように設計された重要な仕組みです。月々の負担は小さく抑えられており、生活保護受給者には免除規定も存在します。大切なのは、自身の返済状況を把握し、困難が生じた際に放置しないことです。公的支援を正しく理解し活用することで、トラブルを解決した後の平穏な生活を守りましょう。法的な悩みや費用の不安がある方は、honorsへご相談ください。
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