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支払命令の手続きと流れ|債権回収を迅速に進めるためのポイント

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支払命令の手続きと流れ|債権回収を迅速に進めるためのポイント

取引先からの入金が滞っている場合や、貸したお金が返ってこない場合、法的手段を検討する必要があります。その中でも「支払命令(督促手続)」は、通常の訴訟に比べて迅速かつ低コストで債務名義(強制執行に必要な公的文書)を取得できる有効な手段です。Webでの債権管理・回収支援を行うhonorsが、支払命令の仕組みやメリット、注意点を分かりやすく解説します。

目次

支払命令(督促手続)とは

支払命令とは、金銭の支払いや有価証券の受け渡しを求める場合に、裁判所書記官が債務者に対して支払いを命じる略式の手続きです。正式には「督促手続」と呼ばれます。通常の訴訟のように裁判所へ出向いて証拠調べや弁論を行う必要がなく、書類審査のみで手続きが進む点が大きな特徴です。

債権者が簡易裁判所に申し立てを行い、内容に不備がなければ裁判所から債務者へ支払命令書が送付されます。債務者がこれに対して一定期間内に異議を申し立てなければ、確定判決と同一の効力を持つようになります。

支払命令を利用するメリットとデメリット

支払命令は非常に強力な手段ですが、特性を理解して利用する必要があります。

メリット:迅速かつ低コスト

最大のメリットは、解決までのスピードです。通常の訴訟は数ヶ月から1年以上かかることも珍しくありませんが、支払命令は早ければ数週間で債務名義を得られます。また、裁判所に納める手数料(印紙代)が通常の訴訟の半額で済むため、コストを抑えて法的措置を講じたい場合に適しています。

デメリット:異議申し立てのリスク

一方で、債務者が支払命令に対して「督促異議」を申し立てると、手続きは自動的に通常の訴訟へ移行します。債務者が単に時間を稼ぐ目的で異議を出すケースもあり、その場合は最初から訴訟を提起した時よりも時間がかかってしまう可能性があるため、相手の反応を予測することが重要です。

支払命令の手続きの流れ

手続きは以下のステップで進行します。

  1. 申し立て:債務者の住所地を管轄する簡易裁判所へ、督促申立書を提出します。
  2. 審査・発付:裁判所書記官が書類を審査し、要件を満たしていれば債務者に支払命令を送達します。
  3. 仮執行宣言の申し立て:債務者が命令を受け取ってから2週間以内に異議を申し立てない場合、債権者は「仮執行宣言」を申し立てます。
  4. 確定・強制執行:仮執行宣言付支払命令が債務者に送達され、さらに2週間異議がなければ確定します。これにより、預貯金の差し押さえなどの強制執行が可能になります。

異議申し立てがあった場合の対応

債務者から異議が申し立てられた場合、審理の場は通常の裁判(訴訟)へと移ります。ここでは証拠の提出や主張の整理が必要となるため、専門的な法的知識が求められます。特に債権の存在自体に争いがある場合は、最初から弁護士などの専門家に相談の上、訴訟を見据えた準備を行うのが賢明です。

honorsによる債権回収サポート

債権回収を円滑に進めるには、法的手続きの知識だけでなく、適切なタイミングでの判断が欠かせません。honorsでは、未回収リスクを最小限に抑えるためのWebソリューションや、専門家との連携を通じたトータルサポートを提供しています。支払命令を活用すべき事案かどうかの判断や、その後の債権管理についても、実務に即したアドバイスが可能です。

まとめ

支払命令は、相手方が債権の存在を認めているものの支払いに応じない場合に、非常に有効な法的手段です。迅速かつ安価に手続きを進められるため、督促の最終手段として検討に値します。しかし、異議申し立てによる訴訟移行のリスクも考慮し、状況に応じた柔軟な対応が必要です。適切な債権管理でお困りの際は、honorsへお気軽にご相談ください。

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