お知らせNEWS
士業×異業種交流で得られる“最新情報と現場感”とは?

新しい季節、新しい一歩。
2025年の新年度がスタートし、街の空気もどこか希望に満ちています。寒さが少しずつ和らぎ、花々が咲きはじめ、ようやく春らしい陽気に。そんな中、キックオフを経てスタートしたばかりのHonors赤坂チームの定例会が、4月9日(水)に開催されました。
今回は、熱気あふれる4月定例会のレポートをお届けします!
会場の最寄り駅は溜池山王駅近くのオフィス(次回も同じ会場となります)。
今回の参加者は、13名となりました。
参加メンバーは、
株式会社ワンアップ 丸井貴弘さん
ファイナンシャルアライアンス株式会社 鳥潟英城さん
ファイナンシャルアライアンス株式会社 中敏之さん
プリンシプル株式会社 鈴木一裕さん
プリンシプル株式会社 オフォリ マリアンさん
株式会社I‐Tech 佐々木勇毅さん
田中輸送株式会社 神山勇次さん
勝司法書士法人 井町寿男さん
オフィスナビ株式会社 野村和孝さん
株式会社クレディセゾン 見片三和子さん
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC) 林田沙知さん
賢誠総合法律事務所 岡田信吾さん
そして私、ECマーケター・ライターの松田篤子を加え計13名(順不同)
「損害保険、実は見直し必須!法人割引とリスク対策で賢くコスト削減」
ファシリテーターの中さんから、チームの運営と今後の方向性に続いて、日本の損害保険業界の構造や最新の動向についての解説がありました。

中でも驚きだったのは、損害保険を「一度契約したらそのまま更新し続けている」企業が非常に多いという現状。実に9割以上の契約が、1年更新のまま内容を見直されていないのだそうです。
しかしこの“習慣的更新”には、見逃せない落とし穴が潜んでいます。
損害保険には法人割引の制度があり、契約内容を再検討することで年間で2割以上のコスト削減が可能になるケースも。ネットワークを活かしたスケールメリットにより、より最適かつリーズナブルな保険提案が受けられるとのことでした。
さまざまな企業で経費削減の取り組みが進む中、こうした保険の見直しは意外と盲点。メンバーからも「これは知らなかった!」という声が上がるなど、関心の高いテーマとなりました。
さらに、法改正や社会情勢の変化により、新たなリスクも次々と顕在化しています。企業を守る「最後の砦」として、保険の役割はますます重要になっています。
今こそ、自社やクライアント様に合った内容への見直しが求められているのではないでしょうか。
「1億円の損害に3千万の保険?サイバーも災害も“備え不足”が企業を脅かす」

岡田先生からは、近年急増しているサイバー攻撃や業務上災害による損害賠償請求について、企業が直面するリスクへの注意喚起がありました。
中でも印象的だったのは、「1億円の損害に対して、保険の補償はわずか3,000万円」というケースが現実に起きているという事実。こうした“補償不足”の企業が少なくない現状に、メンバーからは驚きの声が上がっていました。
特に注目されたのは、サイバーセキュリティ保険。情報漏洩やハッキングなどの被害は年々深刻化しているにもかかわらず、法人の加入率は1割未満と非常に低いのが現状なんだそう。
被害が発生した場合、調査費用や顧客への通知対応などに莫大な費用がかかります。中には、パソコン1台の調査で100万円近い費用が発生することも。台数が増えれば、その出費は経営を直撃しかねません。
こうしたリスクに対して、十分な備えがない企業が多いことは大きな課題です。
保険は「万が一」のためではなく、「いつか起こるリスク」への備え。
今こそ、自社の補償内容を見直し、本当に守れる体制を整えるタイミングかもしれません。
メンバー紹介&業界トピックシェアタイム
後半は、参加メンバーによる自己紹介と、それぞれの業界に関する情報共有の時間に。
初参加の方もリピーターの方も、それぞれの立場からリアルな声が聞ける貴重な機会となりました。
● ファイナンシャルアライアンス株式会社 鳥潟さん、中さん
全国に1700人超のメンバーを抱える独立系保険代理店。
「ネットワークで保険提案の質を上げる」を掲げ、士業や住宅メーカーとの連携を推進。
顧客紹介の相互支援によるWin-Winな関係構築を本チームでも目指したいと語る。
● プリンシプル株式会社 鈴木さん、オフォリさん
福島県郡山市と東京に拠点を持ち、不動産管理と古民家再生事業を展開。
古民家を安価に仕入れ再販・活用するモデルを構築し、ネットワーク強化を希望。
「仕入れ先や工務店との連携を広げたい」と地域密着型の展開に意欲的。海外からの外国人の対応も整備。
● オフィスナビ株式会社 野村さん
東京・大阪など全国で、オフィス仲介やサテライトオフィスを展開。
賃貸仲介だけでなく、売買やアセットマネジメント(AM)、プロパティマネジメント(PM)にも対応。
法人企業の移転・分室・拠点開設のニーズに柔軟に対応可能。
● 株式会社I‐Tech 佐々木さん
中小企業向けにDX・AI導入を支援するコンサルティング会社。
助成金・補助金の活用に長けており、業務自動化・省力化を低コストで実現。
「AIを活用しない会社は採用でも不利」と危機感を共有。

● 勝司法書士法人 井町先生
不動産登記・商業登記・相続登記を中心に扱う司法書士法人。
後継者不在や管理放棄された不動産相続の法的支援に力を入れる。
相続登記義務化に対応し、管理責任まで含めた提案を展開中。
● 株式会社クレディセゾン 見片さん
事務代行・カードコンサルティングなど、中小企業向けの業務支援を行う企業を運営。保険代理店のファイナンシャルアライアンスとも提携し、保険+事務代行の支援を提供。
「裏方支援の視点で経営者の負担軽減に貢献したい」と語る。
● 株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)林田さん
勘定奉行などの会計業務ソフトを扱う大手メーカーの代理店。
クラウド型業務システムへの切り替え需要に対応し、オンプレミスからの移行を支援。
「業務DXは避けられない流れ」と中小企業のIT化支援に注力。
● 賢誠総合法律事務所 岡田先生
国内外の企業法務に精通した弁護士。特に外国人のビジネス支援や契約法務に強み。
外資系出身で、サイバーセキュリティや個人情報保護にも詳しい。
「AI時代の情報リスクには契約で備えるべき」と警鐘を鳴らす。
次回からは、メインプレゼンを2名体制でスタート。メンバーの業務や専門性を、より早く・より深く共有することで、学びや気づきのある交流が、さらに広がっていきそうです。
Honorsでは今後、会員数を500名規模まで拡大し、全国各地でメンバーが活躍できる体制を目指しています。それぞれの強みや提供できる価値を持ち寄り、ともにより高い付加価値を創出していきましょう。
見学希望・新規メンバーは随時募集中です。少しでもご興味があれば、ぜひお気軽にご連絡ください。
一歩踏み出すことで、新たな出会いやビジネスの可能性がきっと広がります。
(記事:松田篤子)