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【定例会】AI活用・自由診療の動向・クレディセゾン法人サービスを学ぶ

Honors

7月28日、真夏の強い日差しが照りつける東京・神保町。連日の猛暑に秋の訪れを願いたくなるほどの気候の中、Honorsテラススクエアチームの定例会が開催されました。会場周辺には雑誌やテレビで目にするようなおしゃれな高層ビルが立ち並び、実際にドラマやCMのロケ地としても利用されていると聞きます。

ファシリテーターは、プルデンシャル生命保険株式会社 原田さんです!

参加メンバーは、

プルデンシャル生命保険株式会社 中山芳克さん
プルデンシャル生命保険株式会社 原田誠さん
プルデンシャル生命保険株式会社 松嶋圭太さん
株式会社ワンアップ  丸井貴弘さん
株式会社クレディセゾン 見片三和子さん
株式会社H2 小岩潤央さん(オンライン)
川合会計事務所 川合忠信さん
税理士法人FLAIR 原田亮力さん
社会保険労務士・行政書士ゆき事務所 関沢ゆきさん
積水ハウス不動産株式会社 松本毅さん
積水ハウス不動産株式会社 小熊真由美さん

私、ECマーケター・ライターの松田篤子を加え計12名(順不同)

オンラインプレゼンの準備に時間か必要なため、その間に、生成AIの活用と各種オンラインミーティングツールについての活用状況について情報交換となりました。

ChatGPTは、会議の議事録作成やメール文案作成などで広く利用され、効率化に役立っている例の共有。無料版では精度や制限があるため、メンバーは有料版ユーザーが多数。AIの信頼性については注意が必要で、「AIの利用には注意が必要で、ハルシネーションもあるため信じすぎないことが重要」という結論でした。

AIから返答を受け取った人間が「本当かどうか」の判断に困るという問題も。また不動産相続関連、税制関係では誤りがないか慎重な確認を必ず実施しているという情報交換。AIの信頼性に関するリスク、特に税制関係での誤りを避けるための対策が今後の検討事項として挙がっておりました。

使用しているオンラインミーティングツールは、Zoomが大半。無料版では1回40分までのため有料プランを利用しているメンバーが多い状況です。

さて、オンラインがつながり、前半のプレゼンは、株式会社H2 小岩潤央さんです。

医療コンサルタント事業と一般企業の医療業界進出

小岩さん(オンライン)から医療コンサルティング事業について紹介。事業は「医師の人材紹介」「クリニックM&A」「経営支援」の3本柱で構成されています。

医師の転職やアルバイト紹介、医療機関への医師確保(ヘッドハンティングを含む)するほか、後継者不在のクリニックを第三者に引き継ぐサポートにも注力。現在、全国で120〜130件ほどの承継案件が相談されているとのことです。

少子高齢化の進行により、クリニック経営の継続はますます難しくなると予測されます。その中で、H2さんは28万人の登録医師ネットワークを活かし、全国規模でM&A情報を展開できる点を強みとしています。全国からのご相談が可能ですので、是非。

プレゼン後には中山さんから「人口減少が進む中で、なぜ医療機関が増えているのか」という質問が寄せられ、活発な議論に。小岩さんは、自由診療分野の収益性に注目した一般企業の参入が背景にあると説明。特に美容医療や再生医療分野ではIT企業が積極的に進出しており、今後も需要は高まるとの見解が示されました。

さらに川合さんからは「医師を束ねるのは非常に難しい」という意見があり、医療業界特有のマネジメント課題が強調されました。個性の強い人材が多いこともあり、業界に精通した専門家の関与が不可欠であるとの指摘に、参加者は深くうなずいていました。

こうした議論を通じ、医療業界の新規参入には収益性だけでなく、人材マネジメントや業界特有の課題を理解する視点が欠かせないとの共通認識が形成されました。

クレディセゾンが提供するビジネスサポートサービスの紹介とその利点

続いて、株式会社クレディセゾンの見片(みかた)さんが登壇。スポンサー企業として、横浜、都内の定例会に参加されています。

クレディセゾンさんは個人向けクレジットカードのイメージが強い企業ですが、法人向けサービスにも力を入れており、定例会では主に「セゾンインボイス」と「支払い.com」が紹介されました。

①セゾンインボイスとは

BtoB向けの後払い決済・請求代行サービスで、請求・回収業務を効率化し、未回収リスクをゼロにできる仕組みです。最短で翌日入金が可能となり、資金繰りの改善に大きな効果を発揮します。資金回収に課題を抱える業種で特に需要が高いとされています。CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の短縮が主な目的。建設業や飲食業など、CCCが長い業種に特に有効です。

プレゼンの後、丸井さんから「自社の支払いをセゾンインボイスにまとめようと検討している」との発言がありました。
その後、他のメンバーから年間売上規模についての質問があり、信頼関係のあるチームならではの率直なやりとりが交わされます。ここだけということで数字が共有され、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

さらに、丸井さんは事務局として都内の定例会に継続的に参加されており、常に積極的で誠実な姿勢を示されています。その人柄は、メンバーに大きな信頼を与えるだけでなく、安心して頼れる存在としても厚く慕われていることが伝わってきました。

②支払い.comの活用

次に紹介されたのが、中小企業向けの資金繰り改善サービス「支払い.com」です。請求書の支払いをクレジットカードで先延ばしできる仕組みで、最長60日の余裕を確保可能。借入に頼らず資金繰りを改善できる点が特徴です。手数料は4%で、セゾンカード、VISA、Mastercardに対応しています。

参照:クレディセゾン 資金繰り改善サービス「支払い.com」

また、2017年から始まった国税のクレジットカード納付制度についても触れられました。
カード手数料は発生するものの、カードのポイント・マイルを貯められるため経営者に好評で、税支払いの負担軽減につながっており、直接説明すると契約率が高くなるそうです。税支払いは年間で見ると大きな金額になるため、この仕組みを活用しない手はありませんね。

参照:国税庁 クレジットカード納付の手続

★★★

積水ハウス不動産株式会社の松本さんはこれまで関西チームに所属されていましたが、2025年に東京へ転勤され、このチームへ参加されています。


Honorsは現在21都道府県で44チームを展開しており、47都道府県すべてへの拡大を目指しています。出張や転勤があっても、他地域のチームに参加できる仕組みがあります。士業間の連携、情報収集やスキルアップ、顧客の開拓を目的としたビジネスコミュニティで、新たな人脈をスムーズに築ける点が大きな強みです。

会場の反応

「取引先にセゾンクレジットカードを紹介したい」という声が複数寄せられ、実際にチラシを配布して広げていこうという提案も。ネットでさまざまな情報が得られるようになりましたが、対面では印刷物がベストとのご意見でした。自社のサービスだけでなく、つながりを活かして、クライアントのお困りごとを解決できるHonors!

また、メンバーからは経営者ならではの“支払期限を過ぎてしまったうっかり経験談”やプライベートの話題も交えられ、会場は、ときおり笑いに包まれつつも学びの多い時間に。原田さんのファシリテートのもと、和やかな雰囲気が印象的なテラススクエアチームの定例会となりました。

(記事:松田篤子)